札幌市教育委員会の教育活動ガイドライン改訂に関して
いつも「校長室の窓」をご覧いただきありがとうございます。短かった夏休みが終わり、8月17日月曜日に授業を再開して2週間が経ちました。幸いにして夏休み中に大きな事故はなく、子どもたちは元気な姿をみせてくれています。とはいえ、引き続き新型コロナウイルス感染症対策が求められるのはもちろんのこと、気温の高い日が続き、熱中症対策も同時に求められることから、安全・安心な学校生活を第一に、慎重な教育活動を行う日々が続いています。
こうした中、夏休み中に文部科学省の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~学校の新しい生活様式~」が改訂され、それを受けて8月26日付の教育委員会からの通知で、「新型コロナウイルス感染症に対応した札幌市における教育活動のガイドライン」も改訂されました。今回の改訂を受けて、今後、9月以降の教育活動について検討していくことになりますが、改訂されたガイドラインにおいても、「札幌市においては引き続き感染経路が不明の感染者が発生していることから、札幌市の感染レベルは、当分の間、『レベル2』に該当すると考えられる」と明記されました。今回は、このレベルについて簡単に振り返ってみたいと思います。
上述の文部科学省のマニュアルには「『新しい生活様式』を踏まえた行動基準」というものがあり、より警戒すべき順にレベル3からレベル1までの三段階で示されています。そのうちレベル2は、「『感染拡大注意都道府県』に相当する感染状況である地域」及び「『感染観察都道府県』に相当する感染状況である地域のうち、感染経路が不明な感染者が過去に一定程度存在していたことなどにより当面の間注意を要する地域」が該当します。レベル2に該当する地域では、「リスクの低い活動から徐々に実施することを検討」することとされていますので、当分の間は、引き続き教育活動が相当程度制限されるものと考えています。また、レベル3及び2に相当する地域では、発熱等の症状がある場合は、生徒及び教職員はもちろんこと、同居の家族に同様の症状がみられる場合も生徒本人(職員本人)を登校(出勤)させないこととされていますので、引き続き各ご家庭と連携しながら対応しなければならないと考えています。
すでに8月25日には「夏季休業明けの安全・安心な学校生活に係るお願い」という保護者向けの文書を出させていただいておりますが、今後、今回の改訂を踏まえた内容についても、随時保護者だより等でお伝えさせていただければと思います。
「校長室の窓」は、私が直接見聞きした発表会などの教育活動や出張の際の様子などをお伝えすることをメインにしておりますが、今年度はこうした取組の大半が取り止めとなっていますので、不定期にこのような記事を掲載させていただきます。
本日もご覧いただきありがとうございました。
令和2年(2020年)8月28日