7月までの授業を終えるに当たって
いつも「校長室の窓」をご覧いただきありがとうございます。久しぶりの更新になりますが、7月31日金曜日で夏休み前の授業を終え、8月1日土曜日から短い夏休みに入りますので、記事を掲載させていただきます。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で本校の学校生活も異例づくめの毎日となっており、6月から学校が再開したのちも影響が続いています。最近の全国の感染状況を見てもとても心配な状況で、夏休み明けもすぐには通常の学校生活には戻れない可能性が高いと思われます。
そのような中、本日配布予定の2つのお便りに原稿を書かせていただきました。詳しくは各ご家庭に配付されるほか、「学校だより」についてはホームページにも掲載する予定ですので、そちらをお読みいただきたいのですが、その「学校だより」では、学校行事への影響について整理して記させていただきました。中でも、3月の実施から延期されていた5年次の海外見学旅行の取り止めについては、楽しみにしていた生徒の皆さんに本当に申し訳ない気持ちで一杯です。頭の中では理解しているつもりでも、実際に誰も悪くないのにこのような事態が生じるということを目の当たりにして、いろいろと考えさせられました。地震や自然災害、オリンピック・パラリンピックの延期などにも言えることですが、このようなことはいつでもだれにでも起こり得るということを改めて思い知らされることになりました。しかしながら、生命が守られ健康であれば必ず新たな道が開けると信じて、今後も安全・安心を第一に考えながら学校の歩みを進めていきたいと考えております。
もう一つのお便りである「PT会通信」の方には、夏休みの安全・安心に関することを記させていただきました。感染防止のこと、自転車事故や水の事故など事故防止のこと、夏休み明けの登校への不安に関することの3点を取り上げさせていただきました。具体的な内容については7月30日木曜日発行の「学校だより」により詳しく記していますので、保護者の皆様にもご一読いただきたいと思います。
ところで、今回「学校だより」を編集する中で「離岸流(りがんりゅう)って何?」ということが話題になりました。最近、これによる水の事故が毎年のように起きていますので、簡単に紹介いたします。海上保安庁の作成した資料によれば、「海には、場所によって海岸から沖に向かう目に見えないとても速い流れ(離岸流)があり、これに巻き込まれると、一気に沖へと流されてしまいます」と記されており、これを「離岸流」といいます。遊泳禁止の場所は特に危険です。また、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で開設されない海水浴場も多いので、万一のときの救急体制が整っていないこうした場所では、決して水遊びをしないように大人たちが見守る必要があることを改めて認識しました。
▼海上保安庁提供資料からの抜粋
子どもたちは毎日元気そうにしてくれていますが、本人も気付かない疲れがたまっていると思います。規則正しい生活の中でしっかり学習に向き合うことはもちろんですが、是非、心身ともにリフレッシュできる夏休みでもあってほしいと願っています。
本日もご覧いただきありがとうございました。
令和2年(2020年)7月31日