高体連札幌地区予選2021 三回戦(全道代表決定戦) 対 札幌東 結果報告

三回戦の相手は札幌支部公立最強の札幌東。

ブリックリーグは本校よりも2つ上のカテゴリーの2部に所属しています。(本校は札幌ブロック4部…)

 

守備の確認は、リサーチによれば相手の攻撃システムは流動的で、前線とサイドの選手のスピードが速いのと、総合的な技術は相手が上のため、自陣に戻ってブロックを作り守備をして、相手にスピードアップするスペースを与えないこと。相手CBから質の高いロングボールが配給されるので、FWはその選手の利き足側からしっかりプレッシングに生き、もう一枚のFWが縦のパスコースを限定し、ボランチにパスを入れさせないこと。いつものようにチャレンジ&カバーを徹底し、空中戦のこぼれ球を拾うこと。

攻撃はもいつも通りですが、必ず一枚は裏を狙い相手のDFラインを下げること、リサーチによるとDFラインの背は高いが、裏の対応が苦手な選手がいるようなので、カウンターを狙うこと。そしてチャンスは必ず訪れるので、最後のシュートの精度を高め、ゴールにパスをすること。

そして最後まで諦めない気持ち。球際をタフに、攻守の切り替えを早く。

これらを確認し、前半のKickoff!

 

やはり相手の方が力が上です。ほとんどボールを支配される形となりました。

しかし、試合前に確認したことを徹底し、決定的なチャンスは与えません。

こちらもボールは奪うのですが、相手のプレスも強力です。簡単に自由にはさせてくれません。

特に相手DFラインの選手は背が高く、力も強いので、裏は狙うのですがなかなかゴール前までは運べません。

前半は0-0で折り返します。

 

ハーフタイムから雨が強くなってきます。

人工芝のピッチが滑りやすく、ボールの予測が難しいです。

守備は集中を切らすことなく前半からの守りを継続。

攻撃は、ボランチの選手の所でボールがおさまり前が向けるチャンスが前半に何度かあったので、後半はそこを起点に攻撃することを確認し、後半のKickoffです。

 

前半よりもピッチが滑るため、守備が難しいです。相手もスピードある選手の狙い方を変化させ、何度もゴール前ピンチを迎えます。

しかし、こちらもタフにシュートブロックに行き、クロスバーに救われ、何とか失点を回避しました。

ところが、ハーフウェイライン付近で、フリーキックを相手に与えてしまいました。

距離にしてゴールまで約50メートルありますが、雨、風下、失点は許されません。

痛い失点です。

風に乗ったボールはDFラインとGKの間に落ち、スリップしてそのままゴールに吸い込まれました…

 

しかし切り替えて戦うしかありません。

この後、藻岩も積極的に相手ゴールに迫ります。

シュート、コーナーキックなどチャンスを作りますがゴールには至らず…

 

試合終了のホイッスルが鳴ってしまいました…

0-1で敗退。

 

残念ながら全道大会出場とはなりませんでした。

一番大切な試合で勝ちきれず、涙を呑む選手。

 

格上の相手に対して、守備に徹するのではなく、もっと恐れないで前に攻めるコーチングが出来たのではないかと悔いの残る試合となりました。

 

高体連で引退を決めている3年生は今まで本当にありがとう。

この後選手権まで続けてくれる3年生も数名。

たくさんの3年生と選手権で一緒に戦いたい想いはありますが、引退する3年生はしっかり受験に切り替えてください。

1・2年生中心の新チームとなりますが、今回の敗戦を次につなげ、リーグ戦昇格と選手権全道大会出場を目標に頑張りましょう。

 

全試合無観客で現地で試合を見ることは出来ませんでしたが、応援し支えてくださった保護者の皆様、教職員のみなさま、ありがとうございました。