生徒会
一生懸命活動中!生徒会執行部で待ってます!

みなさん、こんにちは。第四十九期生徒会長です。第四十八期に引き続き生徒会長を務めます。どうぞお願いします。
この原稿を書くことになった時に、何を書こうかと考えた時に、真面目に書くか、ネタ路線に走るか悩みましたが、どちらで書いてみてもあまりしっくりとこなかったので、今回は今の生徒会、そして生徒会長という役職への思いを綴ろうと思います。内容が感動したり、胸に響くようなものではないですが、読んでいただけると嬉しいです。
まず、そもそも僕が生徒会に入部した理由は、単刀直入に言ってしまうと、生徒会長になるためでした。それも、大学に入学するために使えそうだな、と思ったからです。なんとも不純な理由ですよね。そのような軽い意気込みでしたが、実際に生徒会に入ってみて、先輩方、特に元生徒会長である大和田さんに出会い、その考えは一切消え去りました。大和田さんは生徒会メンバーを纏めるのがお上手なのは勿論のこと、新型コロナウイルスにより左右される状況下で、冷静に動いていらっしゃり、コンピューター系統の技術力が高く、僕らは勿論のこと、先生方までをも驚愕させることもあり、本当にスゴイ方でした。そんな方のもとで生徒会庶務として活動していく中で、生徒会長になりたい、という思いは日に日に強くなっていきました。
そして、生徒会役員選挙が近づいたある日。ついに誰がどの役職に就くかを話し合うことになりました。
「生徒会長やりたい人?」先輩がそういったとき、誰も手を挙げませんでした。僕も周りの様子を窺って、手を挙げませんでした。「勇斗、やらないの?」そう聞かれると僕は、「誰もやらないなら、やります」と、あまり積極的にやりたいと思ってないように言いました。本心では、とてもとても喜んでいました。
生徒会役員選挙を終え、いよいよ自分たち一年生と二年生とで学校行事を引っ張っていくことになります。自分が生徒会長に就いてから早速浮かびあがった問題は、会議の進行がとてつもなく下手である、ということでした。意見出しの会議にせよ、反省会議にせよ、うまくみんなの意見・考えを引き出すことが出来ませんでした。そんな中でも、周りのみんなが、先輩、先生方が支えて下さり、会議を進められています。もちろん、今とても会議の進行がうまくなった、というわけではありません。ですが、事前確認をし、考えを一度頭の中で纏めてから話す、という段階を踏むことを意識し、会議に臨んでいます。
ほかにも、問題は発生しました。例えば、パソコンを扱う能力。僕は中学校時代も生徒会に所属していましたが、パワポやエクセルを使用して資料を作成する、というものを一度もしたことがなかったので、「次の行事に向けて資料作成しよう!」と思い立っても、どこから着手すればよいのかわかりません。例えば簡単なスライド一枚を作成するのにすら、二時間以上かかったこともあります。作業速度が遅いがために、休日に作業をしたこともあるぐらいです。周りの人たちの手を借りながら、いや、借りまくって作業していました。
ここまで述べてきたのは、ほんの序の口にすぎません。何よりも大きな問題が残っています。それは、作業分担ができない、ということです。言い換えると、自分で何でもこなしてしまおうとしてしまう、ということです。本来は生徒会長という立場にあるのだから、みんなに作業を分担してそれぞれで進めてもらい、行き詰ったり悩んだりしたときには、相談に乗る、というのが理想だと思います。ですが、自分は人に頼んだりするよりも、自分でやったほうが、説明せずに済むから楽だろうという考えが強く、また、自分は指令を出したりするよりも、自ら動きたいタイプの人間です。実際にみんなからは、「もっと仕事を振ってほしい」「もっと頼ってほしい」と言われることも多く、顧問の先生からも「自分で何でもこなそうとしないで、もっと周りを頼りな」と度々指摘を受けてしまいます。
第四十九期生徒会になってからは、なるべく自分で作業しすぎないようにし、意識的に仕事を振るようにしています。が、そこでもジレンマのようなものが生じました。自分が仕事をさぼっているのではないか、と感じてしまうのです。
自分でこなすべき部分と、分担すべき部分との線引きがとても難しいです。仕事を分担することは、特に一年生にとっては様々な仕事を通じて、スキルを得たり、経験値を積んだりして、将来の生徒会に繋げるためにも重要なことです。匙加減は非常に難しいものですが、バランスを調整しながら、生徒会活動に取り組んでいます。
ここまで、自分の欠点について話してきました。この原稿を書いている最中にも自分と向き合うことで、色々なことが洗いざらいになりました。そしてまた、生徒会はいいものだなぁと感じました。
生徒会を通じて得るものは多くあります。前述したパソコンなどの技術的な点は勿論のこと、行事を進めていく中で必要となるリーダーシップ、計画力、また生徒会には語彙に満ちた人が多くいるので、語彙力も養えます。そして、何よりも安心感があります。困ったことは気兼ねなく相談できるし、先輩後輩の立場関係なしに意見を出し合ったりして、いい刺激を毎日もらっています。生徒会に入っていなければ、今の自分はありません。
そんな僕の大好きな生徒会を、これからも完璧でないながらも精一杯努力し、少しずつ、着実にグレードアップしていきます。引き続き、生徒会へのご理解、ご協力をお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんこんにちは。今年は、みなさんの前で何かを行う機会が少なかったので、僕の顔を知らない人も多いと思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
さて、みなさんにとって、今年はどんな一年になりましたか?僕は今年一年、波乱万丈でした。中学校の卒業式は規模が縮小され、藻岩高校に入学できたと思えば、休校が始まり、学校行事もなくなり…。と、例年通りの一年間を過ごすことができませんでした。ですが、それは、よくも悪くもだと思っています。例年とおりの、いわゆる「普通」の高校生活を送ることはできませんでしたが、僕たちが経験したこの一年は、僕たちにしか経験することのできない一年でした。新型コロナウイルスという脅威の下で、新しい生活様式や新しいルールなど、様々な新しい社会の枠組みができました。そんなせわしない一年を経たことは、私たちの大きな財産となり、これからの人生の糧になることだと、僕は信じます。これからも新型コロナウイルスと隣り合わせの日々が続いていくと思いますが、きっと僕たちなら乗り越えることができると思います。
また、新しい環境になった今、僕にはたくさんのチャンスが与えられています。それは、「何か新しいことに挑戦するチャンス」です。新型コロナウイルスが私たちの生活を一変したのは、今から約一年前のことですが、確立された規範はありません。むしろ、私たちがその枠組みを作っていく立場にあると思います。新たな環境で、誰もが手さぐりな状況ではありますが、それは自分たちが進んで音頭をとるチャンスでもあるのです。
新しいことをするのは、不安が伴います。必ずといっていいほど、不安は私たちの背中にいつものしかかってきます。ですが、僕たちは一人ではありません。僕たちの周りには、家族や友人、先生方がいます。一人の力では成し遂げられなくても、二人、三人と仲間が増えれば、どんな壁でも乗り越えられます。僕は今年学んだことの―つに、「仲間や周りの大人を頼ること」があります。僕は自分だけで抱え込んでしまうことが多くありました。そして、たくさん悩みました。また、涙を流すことも…。もっと周りの人を頼っていいんだと、身に染みて感じました。周りの人との協力は、自分だけでなく、相手のレベルアップにもつながり、すなわちwin-winの関係になれるのです。
僕はこれからも様々なことに挑戦していこうと思います。皆さんも、「今」つかみ取れる「チャンス」を大切に、そして、良い意味での「相互依存」の関係で、これからも頑張りましょう!
一生懸命活動中!生徒会執行部で待ってます!