校長室から:耳聞は目見に如かず
先日、時計台ホールで開催された 「フルート&オーボエ音色図鑑」というコンサート*1 に行ってきました。 通常のフルー
トやオーボエだけではなく、普段はあまり見られないフルートやオーボエの演奏を聴くことができ、貴重な機会となりました。
特に、オーボエはリードを自作していると聞き、後日、本校の吹奏楽部の顧問の先生に聞いたところ、高校生はほとんど自作
はしていないとのことでしたが、市販のものもある中で、 本校では学校に指導に来ていただいている方に作っていただいてい
るそうです。
時計台ホールのステージにはベンチがありクラーク博士の像が座っています。 札幌農学校が誕生して来年で150年を迎え、
北海道大学では、創基150周年を記念して様々なイベントが開催されております。先日、「雪」 をテーマにスキーを語るトー
クイベント*2 が開催され、雨交じりの雪が舞う中、お話を聞きに行ってきました。
登壇者は、北大工学部出身で現在全日本スキー連盟のデモンストレーターをやられている方と、北大理学部出身でフリーライ
ドスキーをやられている方で、お二人のスキーのスタイルは全く異なっていますが、 今しかできないことを一生懸命にやられ
ているお話を聞き、自分にはない人生観みたいなものを感じたところです。
60歳を過ぎ、この仕事を続けていく時間がだんだんと無くなってきている今日この頃ですが、これを経験することももう無い
のだなと思うことが多くなり、 一期一会ではありませんが、 今経験していることを全力でやらないと後悔する気持ちが大きく
なってきました。そういう思いで高校生を見ていると、 自分の高校時代を棚に上げて言うのもなんですが、もったいないなと
思うのです。有り余るほどの時間があるのは承知ですが、 高校時代はわずか3年間しかありません。無為に過ごすなんてもっ
たいないと感じます。
よく仕事を頼むときは忙しい人に頼むのがよいと聞きます。時間のある人に仕事を頼んでも時間がありすぎていつやってくれ
るかわかりません。一方、頼んだ仕事をやってくれる忙しい人は時間の調整をつけて、期日までにその仕事を完成してくれます。
忙しくしろと言っているわけではなく、経験できることは経験することが大事という話として、10月に終わりに学校で行った
落ち葉拾いボランティア *3 の話を紹介したいと思います。午前中に新川小学校の3年生と、午後は新光小学校の3・4年生と



近隣の公園の落ち葉を拾いました。遊びを取り入れた落ち葉拾いでしたが、小学生も一生懸命に拾ってくれました。また、放課
後には、なんと300人を超える部活動の生徒が落ち葉拾いに参加してくれました。顧問の先生の鶴の一声で参加した生徒も中に
はいるかもしれませんが、みんな精力的に歩道や公園をきれいにしてくれました。 今年は、学校がある新川町内会の皆さんと
協働で実施することができ、生徒たちも地域に貢献することの意義を感じてくれたのではないかと思っています。12月には市
立高校・中等教育学校の8校の生徒会の役員が集まって、社会貢献について議論することになっています*4。 その議論を聞
くのが今から楽しみです。
いろいろな経験を積む高校時代を過ごしてほしいと願いながら、生徒と一緒にイチョウのあざやかな黄色の落ち葉をせっせと袋
に詰め、深まりゆく秋を感じながらの落ち葉拾いとなりました。
*1 令和7年11月8日(土)開催。村井彩華さん(フルート、ピッコロ、アイリッシュ・フルート)、太田駿祐さん(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、
イングリッシュホルン)、勝本望帆さん(ピアノ)による3種類のフルートと3種類のオーボエ、ピアノを楽しむコンサート。
*2 令和7年11月7日(金)開催。トークイベントの登壇者は、全日本スキー連盟ナショナルデモンストレーターを3期連続で務める片岡崇弥さん(北大工学部
卒)、フリーライドスキーヤーの藤井陽介さん(北大理学部卒)。進行は、スキーヤーでDJ・映像クリエーターでもあるDAIGOさん。
*3 令和7年10月30日(木)実施。今年度は、放課後の活動部分について、札幌市市民文化局市民自治推進課の「町内会・若者マッチング事業」として、新川町
内会の皆様との連携により実施。
*4 「生徒会リーダー交流会」を令和7年12月8日(月)に実施予定。25回目の開催となる今年度は、新川高校の生徒会が当番校業務を担う。
令和7年(2025年)11月28日
校 長 宮 田 佳 幸


