開校1年目の本校も初めての新年を迎えました。学校は年度始まりなので、新年を迎えたからといって、体制が変わるわけではありませんが、不思議なもので、決意も新たに何かしら新鮮な気持ちになります。

学校は1223日から冬季休業に入っており、仕事始めの本日4日も部活動で登校している生徒が若干名いるとはいえ、校内はいつものにぎやかさに比べ、かなり静かな感じです。

年末は、冬季休業に入ったとはいえ、24日、25日、28日と、希望者を対象とした学習会であるラーニングセミナーが開催されていたため、いつもと変わらないようなにぎやかさが校舎内に満ち溢れていました。夏季休業の時には、4年生のみを対象に行われていましたが、今回からは、対象が1年生にも拡大され、ある生徒は1人でじっくりと、またある生徒はグループで話し合いながらなど、それぞれ思い思いのスタイルで数学のプリントに取り組む姿が見られました。また4年生は、大講義室で大学受験を意識した国語や数学、物理などの講座を受講していました。いずれのセミナーも、生徒たちが自ら主体的に判断し、目的意識をもって参加しているため、楽しく真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。

年末にあった出来事をもう一つ紹介します。長らく工事が続いていた本校校舎ですが、ついに、1225日に、最後の工事となっていた本校舎と体育館をつなぐ渡り廊下が完成し、正式に引き渡しを受けました。新たに完成した渡り廊下は、多目的ホールから武道場に上がった突き当りの壁を抜く形でL字状に体育館につながっています。途中には、新たにトイレと備蓄庫が装備されました。この渡り廊下の完成により、体育館への移動時間と移動距離が格段に短くなりました。開校式・入学式の時には、体育館への移動の際に多くの皆様にご迷惑をおかけしましたが、これからはもう大丈夫です。

また、外の駐車場とグラウンドも工事が終了しました。併せて、テニスコートの防球ネットをかさ上げする工事も行われました。広い駐車場の完成に伴い、生徒玄関前のインターロッキングは、当初の予定通り、車両進入禁止となりました。グラウンドは、雪が解けた後に養生の期間が必要とのことで、すぐに使用するわけにはいきませんが、校長室の窓からは、広々としたグラウンドが視界一面に広がっており、夏になって、生徒の皆さんが元気に汗を流す姿が見られることが今からとても楽しみです。

施設設備といったハードの部分は、ほぼ完成しました。2年目の今年は、教育内容などのソフトの面で、更なる充実を図っていく年になります。引き続き、多くの皆様のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いします。