あっという間に夏になり、本校も7月22日水曜日から24日間の夏季休業に入りました。「校長室の窓から」も久しく更新していませんでしたが、少し余裕ができましたので、夏季休業前の学校の様子について報告します。今回は、7月11日土曜日の開成祭一般公開日の様子です。

当日は、好天にも恵まれ、主催者発表では約3,000人近くの皆さんに御来校いただきました。どうもありがとうございました。普段は、生徒たちがお弁当を食べたり、談笑したり、勉強したりしているカフェラウンジも、この日ばかりは、本校を訪れたお客様で常に満員御礼でした。窓が多く、燦々と光がさしていましたので、皆さん、とても心地よかったようです。

校舎の装飾を担当したのは、4年生の各クラスでした。校舎に入ってすぐの大階段のフェンスや多目的ホール横の廊下の大窓には、きれいなステンドグラスがたくさん並びました。例年、高校1年生がステンドグラスの制作を担当しているのですが、今回は、新校舎になって初めての開成祭ということで、話によると例年の10倍ものスペースをステンドグラスで飾り付けたとのことでした。なんとか当日までに間に合わせようと、放課後だけではなく、朝早くに学校に出てきて作業している4年生の皆さんの姿も見られました。その甲斐あって、どのクラスのステンドグラスも素晴らしい出来映えで、会場の華やかさに一役買っていました。

そして、今回、ご来場いただいた皆さんが、驚きの声を伝えてくれたのが1年生の「定山渓プロジェクト」の発表でした。「堂々と物怖じせず、はきはきと発表している姿が印象的でした。」、「中学校1年生ってこんなにしっかりしているんだとおどろきました。」、「発表内容も、それぞれのグループで着眼点が違っておもしろかったです。」、「校外学習で実際に定山渓に行き、自分たちの足で歩いて、目で見て、生のお話しを聞いてきた、ということがよく伝わりました。」など、生徒たちがうれしくなるようなたくさんの感想が寄せられました。多くのグループがアイパッドをはじめとして、掲示物も効果的に活用しながら発表をしていて、お客様を引き付けるプレゼンになったようです。

まさに、これまでの課題探究的な学習の成果が如何なく発揮された発表でした。改めて、生徒たちの可能性は、無限大だなと思いました。