令和元年(2019年)8月3日土曜日から5日月曜日までの3日間、本校を会場に「グローバルリーダー育成サマーキャンプ」が行われ、私も初日に参加者の皆さんに挨拶をさせていただきました。標記事業は、国際社会で奮闘する講師陣を招き、対話型のレクチャーを通して、世界で活躍するために必要な教養や想像力を身に付けることをねらいとして実施し、今年度は本校生徒7名を含む札幌近郊の高校生15名が参加しました。

▼「グローバルリーダー育成サマーキャンプ」のプログラム

 本校は昨年度まで文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校となっており、標記プログラムもSGHの一事業として始まりました。SGHは指定期間内に様々な研究開発を行い、指定終了後にも持続可能な形でその成果を子どもたちに還元していくことが求められます。今回のプログラムもこうした観点から、SGHの指定終了後も続けるべきものとして整理を行い、今年度から新たな取組として始まりました。

 4名の講師は、国際協力機構(JICA)などで活躍され、豊富な海外駐在経験をお持ちの経歴の方々ばかりで、標記プログラムの立ち上げの時期から一貫して協力していただいております。また、本校の生徒は、学校設定科目「社会科学特論」の授業として参加しており、事前・事後学習も含めて1単位を修得することができます。

 実際の授業の中では、「高校生は1日の授業時間を延ばして、夏休み冬休みをもっと増やすべきだ」などの身近なテーマから、「日本は核兵器を持つべきか」「投資家として世の中をみてみよう」などの地球規模のテーマまで、多くのテーマについて対話型の講義やグループワークが行われていました。また、4日日曜日には北海道大学で学んでいる様々な国の留学生の方にも参加いただき、英語を共通言語として多様な価値観を持つ人たちと直接対話をする機会も得ました。

▼生徒たちの学びの様子

 3日目となる5日月曜日になると、生徒たち同士、または生徒の皆さんと講師の方たちとの距離も縮まり、かなり踏み込んだ議論が行えるようになり、講師の方々も手ごたえを感じたとのお言葉をいただきました。今年度のアンケート調査の結果も踏まえて内容の改善を図り、来年度以降も続けていきたい取組の一つです。 この研修の様子については、本校ホームページでも紹介させていただく予定です。

 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

令和元年(2019年)8月19日