2025年度の3年生(2,4,6組)を対象に、カスタム・ラーニング(自己選択学習)と題して、論理国語の授業を実施しました。

カスタム・ラーニング(自己選択学習).pdf [5266KB pdfファイル] 

 本授業は、自由進度学習の懸念点を乗り越える形で、自己調整学習の一環としてデザインしています。

 生徒は「問題演習スタイル」「小論文スタイル」「プレゼンスタイル」から希望するスタイルを単元毎に選択して学習を進め、最終的には共通課題である小論文に取り組みます。

(写真が表示されない場合はページを更新してください)〔円になった矢印をクリックする〕

 

 2つ目の単元は「生きるということを問い直す-医療・高齢化社会-」と題して実施しました。

 

共通課題

人にとって「老いる」とはどのようなものか、考えを述べる。
題材:フェミニスト現象学入門(中澤瞳) *2021年度名寄市立大学学校推薦型選抜

 

学習のスタイル

a.問題演習スタイル:複数の問題集を解き、解説書を作成した後、小論文形式で共通課題に取り組む。
題材:①いのちのかたち(西谷修)
   ②生命科学のユートピア(篠原駿一郎)
   ③教養としての「死」を考える(鷲田清一)
   ④ケアと共同性―個人主義を超えて(松嶋健) *2021年度東京大学文科前期入試
 
b.小論文スタイル:複数の小論文に取り組み、添削を受けた後、小論文形式で共通課題に取り組む。
題材:①生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉(日野原重明) *2023年度山梨大学医(看護)学部前期入試
   ②看護師のノートから(鶴若麻理) *2024年度福井大学大学医(看護)学部後期入試
 
c.プレゼンスタイル:共通課題に関する情報を収集し、スライドを作成した後、解説動画を作成したうえで、小論文形式で共通課題に取り組む。

 

振り返り

 「医療・高齢化社会」をテーマにした2つ目の単元の振り返りを行い、生徒の回答をChat GPTでまとめると以下の結果となりました。
 

 

 

市立札幌藻岩高等学校国語科 對馬光揮