2022年10月6日(木曜日)掲載

本校2年次グローバルコースの金子咲希さんが一般社団法人日本新聞協会 「第29回新聞配達に関するエッセーコンテスト 中学生・高校生部門」にて入選しました。

(本人からのコメント)

私が国際問題・国際協力に興味を持ったのはある日の新聞記事でした。コロナ禍で渡航が難しい中、私たちにできる国際協力は「伝える」ことだと思います。新聞配達の仕事は日本でできる「伝える」仕事の1つです。私もグローバルコースやNGOの活動などで今できる国際協力を見つけ、「Think globally , act locally」をモットーに積極的に活動していきたいです。

(入賞作品)

『私と世界をつなぐ仕事』金子 咲希

「この子を助けたい」

 そう思ったのは中学2年生の夏のこと。アフリカで戦争から逃れようとする子どもたちを映した1枚の写真。「私たちには何ができるのか」と訴えかける見出し。あの強烈な記事を忘れることはないだろう。それから私は国際問題に興味を持つようになり、新聞に目を通すようになった。

 3年たち、高校のグローバルコースに進学した私と、大学生になり、新聞配達を始めた兄。まだ学生の私たちにできる国際協力を考えたとき、あの記事を思い出した。あの記事を私に伝えてくれたのは新聞を配達してくれた人なのだと。そして、毎朝新聞を届けに行く兄の姿が思い浮かんだ。学生の兄も毎日世界のことを知らせる立派な国際協力をしている。

 私と世界をつないでくれた新聞配達の人。新聞は世界と私たちを結ぶ素晴らしいものだと思う。そして、私もいつか、世界と誰かをつなぐ新聞配達の仕事をしてみたい。