今年・昨年の3月に卒業した卒業生をお招きして、先輩達の受験勉強の経験や体験を語っていただく、卒業生合格報告会を今年も実施しました。

今年度は21名の卒業生にそれぞれの進路先に応じた20ブースに分かれ、各ブースのコーディネーター(司会)を1・2年生の有志から募集し、対話ができる形式での実施です。

前日の放課後には在校生と卒業生で打ち合わせをし、当日どのように会を進行していくか準備をして当日を迎えました。

 

卒業生の中にはスライド等でプレゼンテーションをしながら進めたり、自分が使っていた参考書や問題集を持参し、どのように勉強を進めていたのかを話したりなど、卒業生それぞれが工夫しながら自分の経験をお話してくれました。

参加生徒からは、

「いつ頃から本格的に受験勉強を始めたのか?」

「参考書は何を使っていたのか?理科社会の勉強はいつから本格的に始めたのか?」

「推薦入試を考えているが、具体的にどんな準備をすれば良いか」

「どのように志望校を決定していきましたか、大学を選ぶ一番の決めてはなにか?」

などの勉強や受験の話はもちろん出てくるのですが、

「部活をやっているが、どのように勉強時間を捻出していたか」

「モチベーションを保つ方法」

生徒それぞれが気になることを積極的に卒業生から聞き出していました。

 

ブースによっては、模擬面接を披露したブースや、余った時間でグループに分かれてさらに卒業生と近い距離で対話をしているブースなど、司会進行の在校生と卒業生が連携しながら、工夫して合格報告会を進行している様子でした。

 

その後、放課後には座談会を行い、報告会では時間が足りなくて聞けなかった話を密に聞いている様子でした。

報告会の事後アンケートでは、

「秋くらいまで部活をずっと続けながら勉強も両立させて頑張っているのがすごいと思ったし、自分も頑張りたいと思った。」

「失敗談や失敗からの立ち直り方が印象に残りました」

「共通テスト当日の様子などを細かくお話してくださったことで、漠然と抱いていた入試に対する不安が少し軽くなった」

などの多種多様な振り返りがありました。

 

進行役の生徒からも

「進行する上で話す側の人との打ち合わせがとても大切だと思った」

「緊張したけど楽しかった」

という前向きな振り返りがありました。司会進行役の皆さん、お疲れ様でした!

 

1・2年生は4月には年次がひとつ上がり、藻岩高校での学びに本気で取り組み、多くの経験や体験を通じて、自分の進路やミライと向き合い、その実現に向けて突っ走って欲しいと思います。

そして協力してくれた卒業生の皆さん、卒業は終わりではなく始まり、4月からの皆さんのご活躍を期待しております。

またいつでも藻岩高校に帰ってきて、後輩達のために、皆さんの経験や体験を還元してください。

ありがとうございました!