本校では、9月17日(火)に2年生選択者を対象に起業家教育に関する授業を実施しました。

この授業は、本校が行っている『啓北の新しい学び』の一環で、従来行っている起業家分野の学びをさらに進めるために、今年度から実施する教育プログラムの試行として行ったものです。

今回の授業は、起業を含むアントレプレナーシップを学ぶ中から、社会課題と身の回りの課題がつながっていることを理解し、さらにそのことを生徒自ら日常生活に活かすことができるようになることを目的としています。

当日は、この教育プログラムの開発をした㈱コエルワの方が本校に来校し、科目『商品開発と流通』の選択者13名に向けて、『アントレプレナーシップを考える』と題して、2時間のデモ授業をしていただきました。

アントレプレナーシップに関する文部科学省の定義を自分の身の回りに置き換えて説明した後、大学進学のために自分の親にお金を借りるにはどうしたらよいかという課題を考える中から、アントレプレナーシップの考え方が身近にあることを理解しました。また、SDGsの課題を自分事として認知し、課題を深掘りするワークを行うことで、アントレプレナーシップに関する深い考察につなげる学びを行いました。

参加した生徒からは、「今までの自分になかった新しい考え方を得ることができ、アントレプレナーシップとは意外と身近に存在するものだと知ることができました。」などの感想が寄せられました。

今回の授業について、学習内容や活動内容、生徒への評価法などを分析検討し、今後は本校教員が実施する教育プログラムとして、さらに対象を学年全体での学びに拡げて実施していく予定です。