校長のひとり言(9月第5週から10月第1週)「SGH連携プログラム協議進行中」
9月29日月曜日
札幌開成高等学校は平成26年度から5年間、文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されています。テーマは、さっぽろ発「Think globally,act locally」。このSGHとは、社会の課題に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来国際的に活躍するグローバル人を育成するカリキュラムを開発し、それを実践する学校のことです。平成27年度からは、開成中等教育学校も札幌開成高等学校と一緒に中学校1年生段階からSGHプログラムに取り組む予定です。1年生と2年生の基礎期では、地域や企業等と連携した「ほんもの」体験を通して札幌の特性を学び、その魅力と課題を探る学習を進めていきたいと考えています。
この日は、連携協力企業の北海道ガス株式会社を訪問し、具体的なプログラム開発について協議しました。開成中等教育学校の目指す教育に共感をいただき、石狩LNG(液化天然ガス)基地をフィールドとした「ほんもの」体験の実現に向け、とても前向きな話し合いのスタートとなりました。
10月1日水曜日
開校まで残り半年となった節目のこの日、学校の魂とも言うべき校旗のデザインを決定しました。校旗の地色については、校章をデザインした開成高校OBで日本画家の佐々木裕而氏の意向を踏まえ、すでに、群青と決めていましたが、今回新たに、校旗の校章の色については、学校教育目標「わたし、アナタ、min-na そのすがたがうれしい」の趣旨を踏まえ、協調性が高いイメージの銀色とし、校名については、豊かさを象徴する金色を用いて、縦書きで記すこととしました。
10月2日木曜日
SGHの連携協力企業の北海道コカ・コーラボトリング株式会社を訪問し、具体的なプログラム開発について協議しました。清田区にある札幌工場や白幡山をフィールドとして、札幌の豊かな地下水資源に焦点を当てた体験学習に組み上がっていく予感を感じる話し合いとなりました。現在、工場で生産されている清涼飲料水の原料である白幡山のおいしい地下水が、約50年以上前の環境の賜物とのお話が印象的でした。
10月3日金曜日
札幌市民共通の財産である定山渓温泉をフィールドとしたSGHプログラムの開発に向け、札幌市観光文化局や定山渓観光協会のホテル若手経営者の方々と意見交換を行いました。様々なアイディアが飛び交う活発な話し合いとなり、最終的には、来年度の1年生が実施可能なプログラムという観点から学校側で企画を詰め、ある程度プランがまとまったところで再度協議することになりました。まずは、定山渓を探検し、その魅力を発見するような体験学習からスタートしていきたいと考えています。
奇しくも、今週は、SGHプログラム開発に関する話し合いが目白押しの一週間でしたが、お会いしたすべての方から、本校との積極的な連携に向けたエールをいただけたことがとてもうれしかったです。