7月12・19日のグローバルシティズンシップでは、「平和を考える」をテーマにウクライナからの避難民・留学生のお二人を迎えて交流しました。

この1年半、ウクライナに関連するニュースはたくさん目にしますが、ウクライナがどのような国なのか?知っている情報は少ないのが現状です。

1日目は、まずはお二人から、ウクライナの文化、農業、食、言語、伝統衣装、お店、お祭、住居…とたくさんの情報をプレゼンしていただきました。素敵な写真をたくさん紹介していただき、クイズなども交えながらとても楽しくウクライナの国を知ることができました。

  

お二人の原稿を見せていただくと、漢字にふりがなつけながら、沢山調べて準備してくださったのが伝わってきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました!日本語の流暢さにも驚きました!

全体のプレゼンのあと、2グループに分かれ座談会形式で文化交流を行いました。明るいお二人に引っ張ってもらいながら、笑いの出る和やかな交流となりました。写真を見せ合ったり、インスタを交換しあったり、記念撮影もして1日目を終えました。

  

2日目は、お二人の戦争体験、避難時の体験のお話を聞き、その後グループ交流を行いました。その後、「平和」とは戦争がない状態だけを示すのではなく、「直接的暴力」「構造的暴力」「文化的暴力」という次元があるということを学び、自分たちは何ができるかという問いをいただきました。

   

ウクライナからの避難民であるオレナさんからは、「今だからこそウクライナのことを伝えることが大切だと考えている」「かわいそうと同情しないでほしい。どこに住んでいても誰もが安心して暮らせる世界になるために、平和について考えたい。一緒に考えてくれたら嬉しい。」とのメッセージをいただきました。

生徒の振り返りからは、「日本も直接的ではない暴力はある。インターネットの誹謗中傷などもその問題の1つだと思う。」「ウクライナのことをニュースでしか知らず、実際にお話を聞くことでリアルに感じ怖くなった」「世界には色々な暴力があること、身近な人と話したり伝えたりして、考え直すことが大切」との感想が挙げられていました。