皆さんは茶道部が普段どんな活動をしているか知っていますか。ただ、お茶を飲む部活。そう思っている人が多いのではないかと思います。私も茶道を始める前はそう思っていました。ですが、実際に入部して体験するとただお茶を飲むだけではなく、様々な人との温かい交流の場でもあることが分かります。

 「和敬静寂」。これは、茶道の教えのひとつであり、4つの文字それぞれが茶道の心を表しています。お互いに相手を想いやり、敬い合う。清らかな心を大切にする。どんな時にも動じない、あわてない心をもつ。茶道を通してこれらのことを身につけていくと日々の生活でも周りの人達を想いやれるあたたかい心をもつことが出来るようになると思います。

 私達の活動場所である紫雲亭では、クラスはもちろんのこと、年次の壁も超えて、部員全員の想いやりの気持ちが交差しあい、温かいお抹茶と美味しいお菓子を頂きながら談笑して仲を深める時間を送っています。

 今年度は10月に北海道茶道会館で行われた学校茶道合同茶会に2年次5名で参加しました。他校の高校生や大学生など、普段の学校での活動では関わることのない方々と茶道を通して交流することが出来、とても良い経験になりました。ここでの経験を活かして来年度の旭丘祭では多くの人にお抹茶を頂いてもらえるよう、お稽古により精を出していきたいです。

 様々な人と交流しあたたかい気持ちになれる、それが茶道部の魅力です。現在、1年次9名2年次8名の計17名と例年よりも少ない人数で活動しています。是非興味のある方は、ちらっと紫雲亭を覗いてみてください。そして、一緒に幸せな気持ちになりませんか?

  

 

※ 部員の人数、顧問は令和4年度のものです