北翔の沿革
沿革の概要
昭和 47 年 4月 札幌市立美香保小学校肢体不自由児学級 開級
(札幌市福祉部児童家庭課つぼみ学級小学部)
昭和 51 年 4月 札幌市立美香保中学校肢体不自由児学級 開級
(札幌市福祉部児童家庭課つぼみ学級中等部)
昭和 58 年 4月 札幌市立山の手養護学校つぼみ小学部分校 開校
札幌市立山の手養護学校つぼみ中学部分校 開校
平成 2 年 4月 札幌市立山の手養護学校つぼみ高等部分校 開校
平成 4 年 4月 札幌市立豊成養護学校(小学部、中学部、高等部) 開校
平成 14 年10月 札幌市立豊成養護学校 開校10周年
平成 16 年 4月 札幌市立北翔養護学校(中学部、高等部) 開校
平成 25 年11月 開校10周年記念式典
平成 28 年 4月 小学部新設
令和 4 年 4月 「市立札幌北翔支援学校」に校名を変更 学則を改正
令和5年 開校20周年記念事業
北翔開校までの歴史
札幌市における重度重複の障がいがある肢体不自由教育の歴史は、40年前にさかのぼることができます。保護者の願いから始まった教育は、美香保中学校つぼみ学級、山の手養護学校つぼみ中学部分校・高等部分校、豊成養護学校中学部・高等部、そして平成16年度からの北翔養護学校と4回の変遷を経て、この発寒の地に根を下ろすことになりました。中学部・高等部にとっては、40年にして初めて校舎が新設されることとなります。
保護者の願い
当時は、肢体不自由の障がいがある子供たちは、就学前は通園施設の「整肢園」に通い、整肢園を卒園すると小学校や肢体不自由養護学校に入学していました。重度重複の障害がある子供は、学校に通学して教育を受けるのではなく、家庭等で教育を受ける「訪問教育」となることが多くありました。そのため、「就学前は親子で一緒に整肢園に通うことができていたので、就学後も親子で一緒に学校に通って教育を受けたい」という保護者の願いが生じてきました。
美香保中学校肢体不自由児学級(通称:つぼみ学級)
この願いを札幌市が受けとめ、昭和47年4月、美香保整肢園に美香保小学校の重度重複の障がいがある肢体不自由児のための学級(通称:つぼみ学級)ができ、福祉部が担当する施設内学級として出発しました。同じように昭和51年4月には、美香保中学校の旧校舎を改築した教室を利用し、美香保中学校肢体不自由児学級が設置されました。 山の手養護学校つぼみ中学部分校・つぼみ高等部分校 昭和58年度から、山の手養護学校つぼみ中学部分校と校名を変え、校舎を中央中学校の1階に移し出発しました。平成2年4月には「つぼみ高等部分校」が併置され高等部の教育が始まりました。いずれも平成4年3月まで継続されてきました。
豊成養護学校
平成4年4月、豊成養護学校としての再出発となり、小学部・中学部・高等部の構成になりました。小学部は南区の独立校舎に、中学部は中央中学校の1階に、高等部は中央小学校の1階にそれぞれ設置されました。1つの養護学校でありながら、別々の場所で学部が運営される変則的な養護学校となりました。
北翔養護学校
平成16年4月、永らく仮住まいの状態であった中学部と高等部が一緒となり、北翔養護学校として出発することになりました。豊成養護学校は小学部だけの養護学校となり、豊成養護学校を卒業する多くの子供たちが北翔養護学校に入学することとなります。豊成養護学校と北翔養護学校は、兄弟校として発展していこうとしています。
平成28年4月、小学部が設置され、北翔は3学部の養護学校となりました。
