本校の協育を支えてくれる企業 北海道エネルギー株式会社 様

 先日、「卒後支援」と今年度の「協育実習」に関わっての御相談をさせていただくために、北海道エネルギー株式会社の本社をお尋ねいたしました。人事総務管理本部の花村様はいつも本校の取り組みに共感いただき、様々な場面で協力をいただいている大変心強い存在です。

 この度、協育実習部会へも昨年度から継続して加入していただけることになり、会員の証である「会員バッジ(北斗徽章株式会社様とのコラボ品)」を贈呈させていただきました。みなみの杜を通じてつながるこの「出逢い」を大切にしながら、今後もより良い進路支援を行っていきたいと考えております。

 今後、本校での職業講話の話も水面下で動き出そうとしています…。生徒の皆さん、乞うご期待!!

   
 

ファームコースからアグリコースへ

 4月8日(月)株式会社秀芳生花様を訪ねて、流通センター内にある札幌花き地方卸売市場へ。お花屋さんと思われる人、カートに乗ったお花が行き交う活気ある場内。初めて見る光景に進路支援部2名は「生徒たちに見せたい!」と、その現場感にわくわくしました。今年度1年生よりファームコースは「アグリコース」へリニューアルします。新たな分野として「花き」を学ぶべく、素敵な取組をされている秀芳生花様にご協力いただけることになりました。まずは協育実習です。5月から店舗saku.to&co様でお花屋さんの仕事を学びます。店内には特徴的な大きな黒板があり、鮮やかなお花がいっぱい。手に取りたくなる、幸せな気持ちになる空間で、どんな体験実習になるのか期待が膨らみます。 

 saku.to&co様が推進する「花育」もとても魅力的な活動です。アグリコースとの親和性を感じながら、「花で世界を幸せに」を企業理念とする秀芳生花様から、お花の可能性を教えていただきたいと思っています。黒澤様、大場様、中村様、横関様、笑顔のスタッフの皆様、ありがとうございました。これからよろしくお願いします。

       
 

1年協育実習のお受入れに感謝「NPOライズ様」

 4月当初より数回、工場見学や打合せを重ね、1年生にふさわしい協育実習を一緒につくってくださることになりました。「NPOライズ様」は大変心強い存在です。対象コースは今年度新設「ファクトリーコース」です。学習内容の一つとしてリサイクル業を扱うため、現場のスケールや臨場感を肌で感じて学びを深めることがねらいです。協育実習では主に解体作業を経験させていただきますが、その前に工場見学を依頼。「第三次産業・サービス業・廃棄物処理業」の全体像をつかみます。資源が集められ、どのように処理され、新たな製品に生まれ変わるのか。循環型社会、アップサイクルの時代に不可欠な学びがそこにはありました。サービス管理責任者 部長 千葉様から「未使用の品、まだ使える製品が持ち込まれることもある。ものを大切にすることを忘れてはいけない。」と聞きました。買って、消費して、捨てるという私たちの生活様式に問いかける学習活動にもなりそうです。5月から始まる協育実習が今から楽しみです。NPOライズ様、よろしくお願いします。

         

 

企業のSDGsに学ぶ

 4月11日(木)クロスホテル札幌様を訪ね、ただ今開催中のSDGs企画展やホテル全体の取組を教えていただきました。目的は今年度新設「職業ゼミ」で扱うSDGsのカリキュラム案を深めるためです。本校には7つの職業コース、そして杜カフェがあります。エコサイクルコースはSDGs普及・啓発の先駆けですが、学校全体の意識や行動においては、まだまだ不足している現状です。1年生では今年度新設「職業ゼミ」でSDGsの学びと実践を必須とし、彼らが2年生になったときには、所属コースに関連したSDGsの視点や取組を発信できるベースを育てます。ホテルロビーには目を引くディスプレイ、資源ごみから生まれたとは思えない素敵な製品ばかり。学習活動のヒントがたくさんありました。
 外に目を向けると「今さらSDGs」と当たり前の意識と行動だと言われます。限りある資源を無駄にしない、使う責任や作る責任も感じながら、身近なエコロジーを楽しめる現代人を一緒に目指しませんか?クロスホテル札幌 サスティナビリティ推進/地域共創担当 柏崎様ありがとうございました。コラボ学習は今後も続きます。
       

 

職業基礎「対話型企業説明会」~4期生の先輩、4企業の担当者と話し、学ぼう~

 3月14日(木)の職業基礎は、1,2年生を対象に、本校4期生(令和5年3月卒)が就労する4つの企業様(以下、敬称略)にご来校いただき、会社概要の説明とパネルディスカッションを行う「対話型企業説明会」に取り組みました。目的はずばり、在校生が「近い将来の進路を自分事として考える」契機とすることです。
ご来校いただいた企業は、アルティウスリンク株式会社社会福祉法人光生舎フロンティア株式会社どんぐりJALグランドサービス札幌の4社で、それぞれ就労している4期生と人事担当者がペアで企業説明や、在校生とパネルディスカッションをしていただきました。まもなく社会人1年目を終える4期生の先輩方は、緊張しながらも、力強く、優しく在校生と対話してくれました。なかには、人前で話すことが苦手な卒業生もいましたが、その流暢な説明と柔軟な対応を見ていると、社会に揉まれながら企業に育てていただいている日常が十分に伺えました。
 1,2年生は各々代表2名ずつが前列に座り、全校生徒から集約し絞り込んだ質問を、時間が許す限り卒業生や企業担当者に聞くました。在校生全員が、気づきと学び、そして多くのキラメキを得ることができました。
 また、5分間の短い休憩時間には、在校生もこぞって先輩方に質問するなど、設定されたパネルディスカッション以外にも対話をしている様子が伺えました。
 担当者への「先輩の雇用を決めた理由は」の質問では、実習中の働きぶりはもちろん、「これまでの雇用のカタチにこだわらず、本人の実習での働きぶりを見て、新たな仕事に挑戦させても良いと確信した」とのありがたい言葉をいただくこともできました。企業の協力なくして、本人たちの雇用や職場での成長はあり得ません。本校が進める「協育」実習の効果を肌で感じることができました。今回御協力いただいた企業の皆様、準備を含めまして誠にありがとうございました。今後も卒業生を、みなみの杜をよろしくお願いします。