想いが人を動かす 2年協育実習「ノーザンホースパーク」

「馬には、ファンがつく魅力があるんです。」「そんな魅力のある馬のそばで働きたい。」

 進路KATARAIで語った熱い想いに動かされ、ノーザンホースパーク様を尋ねました。高校生が、しかも2週間という長い期間の実習ですが、生徒の想いを受け止めてくださり、実習の受け入れを快諾していただきました。所在地が札幌から離れていること、大きな動物を扱う危険が伴う業務であること、これまでにないケースの実習で、学校にとっても挑戦の協育実習でした。心配もありましたが、ノーザンホースパーク様が素晴らしい学びの場を提供してくださいました。

実習中に巡回の機会をいただき、本人の働く様子を見させていただきました。従業員様の丁寧な指導のもと、安全に気を付けながら懸命に業務にあたっていました。凛々しい表情で厩務員業務を行う姿に、頼もしさを感じました。

生徒の想いや訴えが、実現させた協育実習となりました。学びの機会をくださったノーザンホースパーク様に改めて感謝です。

2年生の協育実習はあと2回。高校生活も折り返しとなりました。「やりたい」という思いを大切にしながら、現実的な視点をもって経験を増やし、進路選択をしてほしいです。これからも、自己選択・自己決定を支えていきます。

  

アイドウ様へ~札幌市より「感謝状」の贈呈~

 9月22日(金)株式会社アイドウ様へ「感謝状」をお届けにあがりました。今年度1年工房コースの協育実習先として、「ものづくり実習」の技術指導および杜カフェ使用物品の制作で多大なるご協力をいただき、札幌市から感謝状を贈ることになったのです。製造業の奥深さや楽しさもたっぷり味わわせていただき、体験した生徒たちは目を輝かせていました。プラスチックが加工され、資源の再利用で新たな製品に生まれ変わる価値を知り、これからの時代に必要な視点を学ぶことができた実習でした。惜しみない愛情で未来の職業人を一緒に育ててくださったアイドウ様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

   

 

 卒業生(4期生)の挑戦~料理人への道~

 8月下旬、4期生の一人から連絡がありました。「9月中旬から2週間イルピーノピッコロで実習をします」。そのイタリア料理店は、在学中に現地学習を行った職場です。オーナーシェフ川端様へのインタビューや、パスタの味が忘れられず「ここで働いてみたい」と自ら体験実習の依頼をしたそうです。みなみの杜の進路学習では『自分事』で物事を進めていくことが常でした。その経験を生かして自ら「進路開拓」をするとは…頼もしい限りです。

現場の厳しくも愛情あるご指導に、懸命に応えよう、すべてを吸収しようと力試しをしている近況でした。川端シェフから印象的なアドバイスがありました。「作業と仕事の違い」「時間内に仕上げる効率性」「3分に1回お客様に視線を」現場ならではの教えです。学校で教えていることと、社会人をめざす生徒が本当に学ぶべきこと。「ヒントは現場にある」と気づかせていただきました。4期生の夢への挑戦を応援しながら、我々教員も学び続けます。

   

  

夢を叶えた4期生~ロケット教室で母校に帰る~

9月20日(水)株式会社UniZoneで働く4期生が「ロケット教室」のため母校へ帰ってきました。会社のチームTシャツを着て、社員の自覚たっぷりに、後輩たちの前に立つ姿はとても頼もしく見えました。改めて話を聞くと、小学生の頃に植松社長の話を聞いて「夢や可能性を信じること」「植松電機で働きたい」と胸に抱き、今に至るそうです。みなみの杜では多くの進路選択の機会がありましたが、自分の可能性や秘めたる気持ちを幾度となく確かめ、進路希望実現に至ったと語ってくれました。職場の「環境」も大切です。話しやすい人がいる、落ち着くことのできる居場所である、など直感の部分も進路選択では大切な要素であり「決めて」になることもあります。

自らの夢を叶えた4期生は、ロケット教室をとおして、だれかに「夢を与える」存在になっています。眩しい卒業生の活躍に、希望や未来を感じた一日でした。ありがとう。

   

 

西高放送局の取材を受けました!

 9月13日(水)放課後、北海道札幌西高等学校放送局局員3名が来校、本校の学習活動の取材がありました。ドキュメンタリー番組を制作し、高文連放送コンテストビデオメッセージ部門に出品するそうです。放送局さんが「株式会社アイドウ」様の取材時に本校の「ものづくり体験実習」のことを知り、それをきっかけにご連絡いただきました。

取材は生徒2名、引率教員1名、進路支援担当1名が対応しインタビューを受けました。本格的な撮影機材や雰囲気に生徒も教員も大緊張!磯さん(局長)の質問に実習を思い出しながら答えました。インタビューをとおして改めて「資源の再利用」「新しい製品に生まれ変わる価値」「アイドウ様への感謝」「環境への配慮」など学びの成果を再確認している4名がいました。とても貴重な経験になりました。西高放送局の皆さん、ありがとうございました。 

    

 

「えこきょう~新聞エコバッグつくり」すこやか・ニルスマルシェへ参加

 9月10日(日)東雁来すこやかクリニック駐車場を会場に、NPO法人ニルスの会様が主催のマルシェが開催されました。7月のニルスフェスにもお声掛けいただき、今回もみな杜ブースを出展することとなりました。ニルスの会様には生徒の学習活動や協育実習で大変お世話になっています。当日はボランティアの生徒2名、教員4名で参加。エコサイクルコース所属の3年生とあって、新聞エコバッグつくりの達人です。子供たちや地域のかたに作り方はもちろん、エコ意識も伝える機会になりました。この経験を生かして、今月末のみな杜マルシェに臨みます!
引き続きニルスの会様にはご協力をいただくことになっています。フェスやマルシェのコンセプトや企画をお聞きすると「地域を盛り上げたい」「子供も学生も大人も障がいのある方も高齢のかたも一緒になって集う機会を」と。
共生社会の実現に向けて何ができるか。みなみの杜も発信や行動の主体となるべく、地域社会に働きかける姿勢を持ち続けたいと思います。
   
 

 2学年職業基礎「みな杜合同企業説明会」

 8月24日(木)、本校にて「みな杜合同企業説明会」を行いました。2年生の職業基礎の授業の一環として、9社の企業様にご参加いただき、貴重なお話を聞くことができました。
株式会社エンパイアー」様、「グラシアス有限会社(ラーメン札幌一粒庵)」様、「株式会社グランビスタホテル&リゾート」様、「札幌トヨペット株式会社」様、「株式会社進幸」様、「株式会社全道警備センター」様、「日糧製パン株式会社」様、「株式会社ふれあいケアサービスHD」様、「株式会社宮田自動車商会」様にお越しいただき、各企業様より業務内容、企業理念、求める人材などについて、丁寧にわかりやすく説明していただきました。
企業ごとにブースを設け、生徒は3つの企業を選び、自ら説明を聞きに行く形式で行いました。当日は熱中症予防対策期間中ということもあり、時間や場所等で変更もありましたが、生徒たちは説明を聞きに行く企業を厳選し、質問をしたりメモを取るなど熱心に説明を聞いていました。企業就労をより身近に感じ、自分の進路と向き合う良い機会となりました。
ご参加いただいた企業様、並びに企画運営していだきました札幌商工会議所様には改めて感謝申し上げます。またこのような貴重な機会をいただけたら幸いです。
        
 

2年職業基礎「焼肉徳寿 森店長と考える~働くって何?~」

札幌を中心に展開している人気店,焼肉徳寿で店長をされている、森孝幸様にお越しいただきました。飲食店での接客業務を題材に、森様と対話をしながら、働く上で大切にしたいことについて考えました。また、焼肉徳寿様での実習を経験した3年生の小林衣優さんにも授業に参加してもらい、2年生に自身の経験を伝えてもらいました。
グループワークでは、飲食店でよく見られる場面をお題に、状況を想像しながら、業務の優先事項について考えました。コースごとのメンバーに分かれて、自分が思う優先事項を伝え合いました。「話を聞くだけではなく、みんなで考え、伝え合うことで色々な考えを知れた。」と、様々な考え方に触れることができたようでした。
1人の従業員では対応が難しい状況について考えた時には、森様から、「チームワーク」の大切さについてお話をいただきました。同僚と良い関係で働くためにも、お客様に良いサービスを提供するためにも、チームワークが大切です。「チームワーク」をキーワードに、自分たちができることを考え出し合いました。
「一緒に働く仲間に対してもお客様に対しても、思いやりの気持ちをもって関わりたい。」「信頼関係をつくるために、声かけを大切にしたい。」とこれからのコース運営に活かそうとする意欲がうかがえました。
プロフェッショナルから刺激を受け、働くイメージを膨らませたり、進路について考えたり、職業基礎の授業でも“ホンモノ”を取り上げ、職業観や勤労観を育んでいきます。
学びの時間を提供してくださった森様、小林さん、ありがとうございました。
    
 

 みな杜×北斗徽章~BIGプロジェクト始動~

 北斗徽章株式会社様との極秘プロジェクトが水面下で始動しています。本日は、プロジェクト内容の打合せをさせていただきました。奈良社長が本校へ来校し、極秘プロジェクトに関するコンセプトや概要について直接お話をしてくださいました。

 

まだ詳細についてお伝えすることはできませんが、本校生徒たちのアイデアが盛り込まれた素敵な企画がつくられている所です。どんな取り組みが行われているのか、今後の工房コースの取り組みに乞うご期待!!

    

 

 「エスタ閉館」に寄せて

 札幌駅の商業施設エスタが8月31日(木)をもって閉館しました。みなみの杜はエスタ「スープカレーのらっきょ様」「クイーンズソフトクリームカフェ様」の体験実習等で大変お世話になりました。閉館に寄せて2企業様へご挨拶をさせていただきました。クイーンズソフトクリームカフェ荒明店長は「19年1か月もの長きに渡り、多くのお客様と出逢い、お店も自分自身も成長させてもらいました。」「札幌駅は再開発エリア、エスタ閉館は悲しい最後ではないのです。」とお話されていました。閉館を前に2店舗には多くのお客様が来店されていました。お客様に愛されるお店づくり、企業努力、そこで働くスタッフの想い…。エスタの節目から、みなみの杜も学ばせていただきました。今後も2企業様のご活躍を願って応援しています!
 

 「コマッタ」を「ヨカッタ」に変える株式会社アイドウ様とのコラボレーション

「“本当に欲しかったもの”と過ごす毎日は幸せだ」
「あなたのニーズにアイディアで応えます」
アフターコロナでアクリルパネルが撤去されていく様を見て、それらの行方が気になっていました。本校にはエコサイクルコースがあり資源環境の大切さ、持続可能な社会の実現に向けた学習活動をしています。そんななかで役目を終えたアクリルパネルを無駄にしてはいけない。杜カフェで使用する、お客様の目に触れるものに生まれ変わらせたい。そんな本校のニーズに応えてくださったのがアイドウ様です。1年工房コースの協育実習(4回)の成果(製品)をご紹介します。
        
 
 

 1年協育実習(7,8月工房コース)「アイドウ様で実習する生徒たちの様子」

 前回の記事に引き続き、アイドウ様での実習をお伝えします。8/24(木)体験実習の2回目は、前回とは異なる生徒4名が参加。プラモデルを趣味にする生徒がいて、なんと今回はプラモデルケースづくりが用意されていました!現場で見るもの、触れるものすべてに目を輝かせる生徒たち。今回初めての道具、作らせていただく製品…アイドウ様が、みなみの杜の生徒たちや彼らの将来のために、企画し準備し時間を割き、情熱と愛情たっぷりに関わってくださる一つ一つに感動しきりでした。金田社長や南さんから直接手ほどきを受ける生徒たちの顔つきは、真剣かつ好奇心に溢れていました。

 実習を経験した生徒のなかから、製造業を進路先に選ぶ人が出てくるかもしれないと想像すると、楽しみでなりません。一つずつの経験からキャリア発達が促され、未来の職業人が育っていきます。なにを見るか・だれと出逢うか・どんな活動を用意するかが大事です。アイドウ様とのご縁からみなみの杜の職業教育、世界観が広がってきていると感じます。

            

 

1年協育実習(7,8月工房コース)「8/22,24アイドウ様ものづくり実習②」

 6月工房コースの協育実習でお世話になったアイドウ様で、今月も体験実習をお受入れいただきました。今回実習に臨むのは1年3組です。事前学習ではセンターコース長の山本麻衣先生から「杜カフェで使用する物品の製造してほしい」と依頼がありました。ミッションが伝えられ、アフターコロナで役目を終えたアクリルパネルが生まれ変わる価値を知り、実習の目的意識が高まりました。当日は金田社長をはじめ、指導担当の南様、スタッフの皆様にあたたかく迎えられ、プラスチック製造の現場に興味津々の生徒たちでした。職人の技や心に触れて、ものづくりの奥深さや働くことの素晴らしさ、自分自身の可能性にも気づき始めます。みなみの杜ではこれからも、1年生から「素敵な企業様」や「価値ある仕事」に出逢い、職業観や勤労観を育てていきたいと思います。アイドウ様、本当にありがとうございました! 

      

≪メディア掲載≫

HBC日ドキッ」2023/8/22 テレビ放送

※HBC様よりリンクの許可をいただきました。ありがとうございます。

 

教員研修~企業経営者に学ぶこれからの教育~

 8月18日(金)夏休み最後の出勤日、株式会社ナンシンデザインGM石黒真司様に講話いただきました。参加者は有志の教員です。石黒様は本校の職業教育に関心を寄せてくださり、生徒たちを「特別な才能ある人材」と表現されます。また障がいの有無に関わらず、子供たちの人生に寄与できる職業(教員)の価値に気づかせてくださいました。さらに経営者目線で「結果がすべて」「可視化できない価値」のお話も。教育のやりがいや難しさにも共感され、「教育の可能性」「未来への投資」とパワーフレーズをいただきました。石黒様の熱い想いを受け取って、結果を出す2学期に!と気持ちを新たにした教員たちでした。

    

 

1学年6月協育実習のご紹介~ヤマト運輸様~

 6月22日(木)27日(火)、1学年2ローテ目のコースにて協育実習が行われました。協育(きょういく)実習とは、企業様と学校が協力して、未来の職業人を育てるインターンシップです。1学年のねらいは、現場の見学や仕事の体験をとおして、職業観や勤労観を育てることです。6月は15社にお世話になり、そのうちの一つ「ヤマト運輸株式会社」様での実習をご紹介します。今回の現場はエスコンフィールドHOKKAIDO様。今最も旬といえる現場に、実習生4名は期待感でいっぱいでした。みなみの杜センターコースの業務(製品管理、物流)にちなみ、ヤマト運輸様がつくる「館内物流」の仕組みを学びます。館内見学の後、荷物を運ぶ体験へ。お客様から預かった荷物を丁寧に扱い、確実に届ける。実際の現場、本物の荷物だからこそ感じるものがありました。実習担当の栗原様から「すべての人に信頼される物流をつくる」とお話がありました。さらに「速さは品質」「夢をつくる仕事を一緒に」「ありがとうを追求した運び方を」とヤマトプライドにたっぷり触れた4名。その学びは学年全体へと還元され、生徒たちの「はたらく」を形作ります。ご協力いただいた企業様、担当者様、ありがとうございました。

   

 

大人の協育実習~株式会社公清企業様編~

              

札幌市立大学×企業×みな杜=地域プロジェクト②

 先日大学を訪問し「地域プロジェクト」のワークショップに参加させていただいた第二弾。7月19日(水)放課後、今回は杜カフェを会場に、工房コース3年生も参加。プロジェクトリーダー鈴木さん(大学院生)から前回までの概要説明、(株)キボロコ代表の榎本様からは「地域プロジェクトとは」とお話いただき、交流タイムスタート。難しく考えずに、意見をどんどん出す。地域を盛り上げるために、どんな切り口からでもよい。発想力、柔軟性を。ワークショップ体験は、その心得の体感でもありました。参加した生徒からは「大学生と一緒に活動できて楽しかった」「自分の意見に賛同してくれた」「自由でいいんだ」と感想が寄せられました。ここまではアイスブレイク。これから本格的に企画実現に向かって始動です。今後の工房コース、大学生とのコラボ企画、みな杜マルシェに乞うご期待ください。

     

 

株式会社SOU社是「和衷協同」に学ぶこと

 このたび株式会社SOU様より、社是を書で表現する機会をいただきました。人事部長の前田様には昨年度より何度も本校に足を運んでいただき、会社のポリシーや共生社会への想いをお聞きしました。「年齢・性別・障がいの有無にとらわれず、誰もが輝き続ける社会を創造する」と熱意と愛情をもち、警備業を主軸に事業を展開。積極的に雇用や体験実習を受け入れています。書は社是の意味から、柔らかくも力強さを表現したく、羊毛で半切一行、気持ちを込めて書きました。作品が会社に掲げられることをイメージしながら。
 柔道の達人で元警察官の前田様。そのお人柄やキャリアから、本校生徒に教えていただきたいことがあります。今後、協育実習や職業講話でご一緒できる機会が楽しみです。
 このように企業様の考えや想いに触れて、みなみの杜の進路支援は変化成長を遂げます。ご縁を大切に、原点に立ち返り、時代のニーズを捉えて。
 
※和衷協同…心を同じくして共に力を合わせ、仕事や作業に当たること。
      「和衷」は心の底からなごみ和らぐこと。「協同」は力を合わせて物事を行うこと。
 
※社是、企業理念…みなみの杜では職業基礎(授業)で企業様ごとの
         ポリシーを学ぶことを大切にしています。

 

新たな連携に向かって「企業×大学×高等支援学校=地域プロジェクト①」

 7月12日(水)16:30~「札幌市立大学芸術の森キャンパス」三谷ゼミを進路支援担当2名が訪ねました。目的は「地域プロジェクト」の企画会議。株式会社キボロコ代表の榎本隆一様にご縁をいただき、同大学デザイン研究科博士課程の鈴木稜大さんをプロジェクトリーダーに、産学連携プロジェクトの仲間に入れていただきました。みなみの杜は地域社会とともにある学校づくり、そして専門的な7つの職業コースが特長です。企業や大学、大学生とコラボレートし、互いの持ち味を生かして、新たな企画実現に向かっていく様子にご期待ください。

 ワークショップでは、大学生の柔軟な発想力でアイデアがどんどん出されました。杜カフェの効果的な宣伝方法、掲示物や写真のコツ、オーダーに応えるものづくり、カフェ兼ショールーム、7コースのストーリー重視、市立大×みな杜=コラボモデルなど、わくわくする内容ばかりです。次回の企画会議には、生徒も参加する予定です。

    
 

1年職業基礎「外部講師による講話~しゃべくり002~」

 7月11日(火)1校時「ハミューレ株式会社」寺田ひかる様を講師に、職業講話がありました。「しゃべくり002」と題したワークでは、ペアの生徒でお題に沿った自己紹介をしました。「楽しそうに伝える」「無反応を貫く」お互い役になり切って1分経過。今度は役割を交代します。振り返りでは「相手の反応がないと話しづらい」「相槌や表情があると安心できた」と感想が寄せられました。

 そこで寺田様から「傾聴力」のお話です。「聞く」と「聴く」の違い、聴くとは「耳で、目で、心で」と学びました。「相手に心も傾けて話を聴く」ことを今後に生かしてほしいです。また、コミュニケーションの第一歩として「挨拶」の大切さに触れました。挨拶は「あなたとコミュニケーションをとりたいという意思表示」「自分から心を開いて相手に近づいてみよう」とアドバイスいただきました。

 入学して4か月が経ち、コース実習は2つ目、協育実習も2コース分積み重ねたこの時期に、今一度相手を意識したコミュニケーションや職場で求められる対応について、気づかされました。学校でよく言われることは企業目線でも同じ。生徒たちは「やっぱりそうか」と気持ちを新たにしました。行動に移す姿にも期待しています。「自分の居場所は自分でつくる」と素敵なメッセージもいただきました。

 ハミューレ株式会社様には本校の協育実習をお受入れいただいています。今回の授業も含め、校内外で企業と学校が協働することは、生徒の働く力につながります。今後も地域社会の皆様にご協力いただきながら、みなみの杜の職業教育を充実させていきます。

      

 

1年協育実習(6月工房コース)「ものづくり×リサイクル=新たな価値」

 6月22日(木)27日(火)の2日間にわたり、6月工房コースに所属した1年4組生徒8名が株式会社アイドウ様で「製造業を学ぶ」体験実習をさせていただきました。扱う素材はアクリルパネル。アフターコロナで役目を終えた飛沫防止パネルを再利用し、新たな製品を生み出す「ものづくり実習」です。事前学習ではアイドウ様のホームページや「50周年記念誌」を読み合わせ、企業理解に努めました。実習当日は公共交通機関で移動。「この素材から、始まる」とパネルを一人1枚大切に抱えて。現場では金田社長をはじめ、職人の皆様から専門的なご指導をいただき、アクリルが加工され製品になっていく様を学ぶことができました。実習の様子はメディア(テレビ、新聞)に掲載されました。実習の成果物として、杜カフェの表示(Open/Close、お会計札)もリニューアルされたのでご来店の際にはチェックしてみてください。

 学校では開校以来、木工・窯業を中心にものづくりを学ぶ工房コース。しかし世の中の製造業(分野)は多岐に渡ります。今回、校内で使用しなくなった素材からヒントを得て「もったいない」「困った」を「よかった」に変える素材の生かし方、環境に配慮したリサイクルの視点にも気づきました。金田社長からは「ものづくりをする人が減っているので、ものづくりが楽しいなと思う人が増えてくれたらうれしい」「生徒さんの職業選択の一助になったらいいですね」とあたたかいコメントをいただきました。

 製造業の奥深さ、考え方を教えてくださったアイドウ様。みなみの杜が目指す「協育(きょういく)」の視点で、企業と学校がコラボレートした企画になりました。素晴らしい学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。

           

≪メディア掲載≫

株式会社アイドウ様 ホームページ「NEWS」にて

Tvh「5時ナビ」2023/6/27 テレビ放送

北海道新聞朝刊2023/6/28 「アクリル板進む再利用」記事にて

 

 

 卒業生の活躍「働く障がい者奨励賞表彰式」

 7月5日(水)開催の「第46回札幌市社会福祉大会」に本校卒業生4名が参加しています。詳細はこちらより   ご覧ください。

 

 

7年間みなみの杜を支えてくださり、ありがとうございました。

「さぁ 出発!」
7年間みなみの杜を支えてくださり、ありがとうございました。
みなみの杜が開校する1年前(開校準備室の時代)からの協力企業様であり、協育アドバイザー様です。センターコースの学習活動(製品管理)充実のため、高等支援学校初!自動販売機が校内に設置されたのは、加藤様のご尽力によるものです。直接生徒へご指導いただく場面もたくさんありました。また企業ネットワークで本校の進路支援にも力を貸していただき、企業開拓のご同行は本当に心強い限りでした。学校紹介をし、コースの魅力を発信し、生徒のため協育実習を依頼してくださる姿は、すでにみな杜職員でした。
この春みなみの杜は開校7年目を迎えます。加藤様からいただいたご縁を大切に、さらなる進化をめざします。加藤様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
 

企業様ご訪問 ~株式会社三ツ星レストランシステム谷川様を訪ねて~

焼肉菜包 朴然(ぼくぜん)札幌厚別店 セントラルキッチン 現場視察
 
 以前ご来校いただき、生徒の体験実習や就職活動について、興味をもってくださった谷川 貴秀様を訪ねて、今回は進路支援部2名で現場視察。焼肉店にセントラルキッチンが併設され、肉やキムチ、スイーツの仕込みが行われていました。きれいで広い厨房施設、行き届いた清掃、食品管理の様子を見て、働きやすい職場環境であることを確認。マネージャー様、工場長様から詳しい業務内容を聞き、本校生徒が現場で学び、活躍できそうなイメージがもてました。視察後は谷川様より看板商品をご紹介いただき、美味しさの秘密は企業理念やセントラルキッチンにあり!と学ぶことができました。ご対応ありがとうございました。
このようにみなみの杜の進路支援は、現場に出向いて職場環境を知り、生徒のマッチングにつなげる意識を大切にしています。