toi-timeとは

 「toi-time」とは、今年度から新たな取り組みとして始めた対話型の校内研修会です。
 

ミッション(目的と役割)

①スクールポリシーに基づいた「対話」と「協働」を重んじる教職員集団になるための学びの場
②toi-timeで話し合われた内容が本校の教育活動に組織的に還元される学びの場
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第1回toi-time(6月)

 まずは、チーフより「対話の心得」と「対話の拠り所」の説明がありました。
 そのうえで、以下の3点を教職員で話し合っていきました。
なぜ教員になりましたか?(教員を目指したきっかけエピソード+その時の想い)
スクールミッション・ポリシーに関連しそうな、これまでの取り組みはありますか?(授業・部活・面談など、全ての教育活動)
スクールミッションにある「未来に向けて新たな価値を共創する」ような生徒の姿、教員の姿とは? (どうあってほしい、どうありたい)
 第1回の本題である「目指す生徒像・教員像・学校像」について、主にこのような意見が挙げられました。
 
 先生方からは

他の先生の意外な価値観を知れて面白かった。話題が尽きず、時間が足りないくらい盛り上がった。

普段なかなか時間を取れないため、こういった対話の時間を設定することはやはり大切だと思った。

といった感想が寄せられました。

 

第2回toi-time(7月)

 第1回で共有した「目指すべき生徒像・教員像」の達成に向けて、勤務している中での違和感(課題)を洗い出すための話し合いを行いました。
 課題として、主にこのような意見が挙げられました。

第3回toi-time(8月)

 第2回で共有した課題の解消に向けて、アイデアを出すための話し合いを行いました。
 方策として、このような意見が挙げられました。
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 これらをもとに、9~10月には年度の中間反省に向けて各年次や分掌で意見を出し合い、より良い学校づくりのための議論を重ねていきました。
 

第4回toi-time(11月)

 後期のtoi-timeでは、外部講師として福井県立若狭高等学校より渡邉久暢校長をお招きし、「評価の在り方」をテーマにご講演いただきました。
 評価の目的、評価する際に心掛けたいこと、評価に関する今後の動向、定期考査の在り方、探究と教科の繋がりなど様々な観点から、Whyを中心としながらHowの部分も丁寧にレクチャーしていただきました。
 
 先生方からは

「評価」というテーマを通じて本校の課題となっている生徒の自己評価力の向上や授業改善について分かりやすくご教示いただき大変有意義な時間となりました。今回の研修会を通じて学んだことを共通言語に各教科のチームで学習の在り方、評価の在り方について議論を重ねていきたいと感じました。

評価や目標に照らし合わせた授業ということを頭では理解していたつもりでしたが、日々の1つ1つの授業で実践できていないことを再認識しました。研修を受けて、今一度授業を再考するよいきっかけとなりました。明日からの授業に活かしていきます。

本校のスクールミッションで掲げていることを、我々教員がどうやって育てていくのか、本質を問うていただき、本校の改革期のことを思い出して心が熱くなりました。本日の研修会を共に経験できたことで、教科チームで対話の土台にようやく立てる気がしました。渡邊先生から発せられる「問い」に思考が巡り、豊かな学びの時間を経験できました。個々の生徒を評価をすることで自身の授業を振り返りながら、生徒達がより豊かな学びに向かえるよう尽力したいと思う時間となりました。ありがとうございました。

「評価から授業について考えていく」という考え方は刺激になりました。 また、教科というチームで計画を立て、授業を構成することの重要性とその難しさに悩みながら、関わってくださっている先生との連携、時間との関係など、まだまだ課題と感じる部分を多く発見できました。2時間を通してずっとワクワクというか、気持ちに熱が宿るような時間でした。

といった感想が寄せられました。

 

第5回toi-time(2月)

 今年度最後のtoi-timeでは、外部講師として一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)より鈴木大樹様をお招きし、「対話・コーチング・ファシリテーションによる学びの場づくり」をテーマにご講演いただきました。
 対話は「自己を知ること」から始まり、相手との違いを尊重しながら共に創る営みであること、そのためにはチェックインをはじめとした「安心できる場づくり」が重要であることを学びました。
 また、対話は決して居心地の良いものではなく、異質な他者との関わりの中で行われるものであり、ある種の「対立」を生むものでもあることを学びました。そうした対立は避けるものではなく、「学びを深める契機になる」という視点や、「答えは相手の中にある」と信じて関わりながら「いま起こっていることに目を向ける」というコーチングの姿勢についても理解を深めました。
 

1年間の振り返り

 2025年度のtoi-timeの感想を教職員から寄せていただき、生成AIで要約しました。今年度培ってきた対話の土壌を、今後も学校文化として育んでいきたいと思います。

1.全体的評価
 多くの教職員から「有意義」「大変勉強になった」「充実していた」といった肯定的な声が寄せられました。年間テーマに沿って継続的に実施された点や、各回の目的が明確であった点が高く評価されています。
 特に、「ⓐ単発ではなく”積み重ね型”の研修だったこと」「ⓑ前半(対話中心)と後半(外部講師によるインプット)の構成バランス」「©企画・準備の丁寧さ」に対する評価が多く見られました。

2.教職員同士の関係性の深化
 「ⓐ普段関わりの少ない先生方と交流できた」「ⓑ価値観や想いを共有できた」「©フラットな目線で話すことができた」「ⓓ若い世代の前向きさを感じた」など、落ち着いた環境の中で、改めて「語り合う場」の必要性を感じたという声がありました。
 対話を通して、心理的安全性や組織文化づくりの重要性を実感したという意見も見られます。

3.外部講師研修の成果
 後半の講演・ワークショップ形式の研修については、特に学びが大きかったという声が多くありました。
 「ⓐ授業改善への具体的示唆」「ⓑ生徒の自己評価力育成」「©教師の在り方の再考」「ⓓコーチングマインドやファシリテーションへの気づき」など、実践に直結する学びが得られたとの意見が目立ちました。
 講師の選定やテーマ設定についても高評価でした。

4.自己省察・意識変容
 今回の研修は「ⓐ自分自身の在り方」「ⓑ同僚との関わり方」「©教師としてのマインドセット」を見つめ直す機会になったという声が多くありました。
 「学生時代のような熱を思い出した」「高揚感を感じた」という意見もあり、内発的動機づけを喚起する場として機能していたことがうかがえます。

5.今後への期待
 「ⓐ次年度も継続してほしい」「ⓑ新設校との合同実施も面白いのでは」「©学校を”みんなで創る”風土をさらに育てたい」といった前向きな提案が多く寄せられました。

総括
 今年度のtoi-timeは、「ⓐ教職員間の対話文化の醸成」「ⓑ学校課題の共有」「©教師としての在り方の再考」「ⓓ実践に結びつく理論的インプット」という点において、大きな成果を上げた取り組みであったといえます。
 
 
研修委員会 對馬光揮