後期の校内研修

 115日、広島修道大学の樋口教授が、本校の視線入力の取組を視察に訪問されました。放課後には、重度重複障害の児童生徒とのコミュニケーションについての研修を行っていただきました。双方向のやり取りを通して、子どもたちの心にアクセスすることが重要という内容に、自分のクラスの児童生徒とどのように関わっていくのが良いのか、改めて考えることができる貴重な時間となりました。

 124日には、学校歯科医師である高井先生より、口腔衛生に関する研修を行っていただきました。本校の児童生徒の実態に合わせて、口腔ケアの大切さや具体的なケアの仕方について教えていただき、すぐにクラスの子どもたちへの実践に生かすことができました。

 また、冬休み中に本校の理学療法士による摂食に関する研修を行い、反り返る姿勢がなぜ誤嚥や窒息につながるのか、安全な摂食のためにはどのような介助が必要なのかについて学びました。実際に介助の実技も行うことで、実感を伴って摂食時の正しい姿勢の大切さを理解することができました。

 

         

令和6年度 職員研修(呼吸器、摂食、二次調理)

今年度も、職員の専門性向上のため、年度当初から様々な職員研修を実施しています。

4月に行った人工呼吸器の研修では、フィリップス社の方から呼吸器の基本的な操作方法を教えていただいたり、教員からの質問に丁寧に答えていただいたりと、とても充実した時間となりました。

 6月には摂食に関する研修を行い、食事を口に運んでから飲み込むまでの流れについて実際の動画を見ながら学び、誤嚥を防ぐための介助の仕方や姿勢について確認することができました。

 また、8月に行った二次調理の研修では、ごはん、豚汁、ハンバーグ、サラダをミキサーにかけたり裏ごしをしたりして、児童生徒に合わせた食形態に調整しました。旅行的行事等での安全な摂食に生かすことができました。

 児童生徒が安全・安心な学校生活を送れるよう、今後も研修を積み重ねていきたいと思います。

  

 職員研修(口腔衛生・ICT)

本校では、専門性向上のために様々な職員研修を実施しています。

5月23日に実施した口腔衛生の研修では、児童生徒が誤嚥せず安全に食べることができるよう、飲み込みやすい姿勢や、摂食指導前の口腔マッサージの方法などについて学びました。様々なとろみ剤を用いてとろみをつける実習では、メーカーや食材によってとろみの付き方が違うということを、実践を通して知ることができました。

 

5月2日に実施したICT機器についての研修では、本校ならではの様々な種類のスイッチや、視線入力装置、iPadの設定の工夫などについて、実際の機器を手に取って体感しながら学びました。それぞれの児童生徒にとってどのような教材が適しているのか、機器を操作しながら職員間で意見を交わし、有意義な研修となりました。

 

人工呼吸器研修会 令和5年4月27日

 本校には人工呼吸器を使用している児童生徒が在籍しているため、人工呼吸器を取り扱っている業者の方を講師にお招きし、教職員で研修会を実施しました。

 機器の構造や取り扱い方についてお話しいただいた後、日常で感じている疑問や困っていることについて、教職員からたくさんの質問をさせていただきました。実際の機械やマスクに触れながらの研修は、とても分かりやすく、学びの多い時間となりました。

安全・安心な学校生活のために、今後も様々な研修を行っていきたいと思います。