「室蘭工大 ロケットスタディツアー」

 

1.日時 915日(月・祝)

2.場所 室蘭工業大学/白老エンジン実験場

3.参加 31人参加

4.目的 現在、あらゆる産業が宇宙ビジネスに目を向け、世界中で技術開発競争が起こっている。みなさんも高校生のうちに少しでも宇宙に触れてみよう。この講座では、室蘭工業大学に出向き「ロケットに関する講義」「モデルロケット(A)作成」「ロケット打ち上げ」を体験します。

 

5.講師 室蘭工業大学

  航空宇宙機システム研究センター長

  内海 政春 教授 ほか

 

6.講座の様子 

【事前学習】9/9()放課後

 

 

室蘭工業大学の大学院生・学部生の方々が講師をつとめてくれました。

 

まずは「ロケットの仕組み」「人工衛星」についての講義。その後、チームごとにモデルロケットの型を選びました。ノーズコーン(先端)、胴体、フィン()の形状や長さを選択します。

講師の3

ロケットの推進原理について

世界のロケット

パーツを選ぼう

どの型がよく飛ぶのだろう??

【講座当日】9/15(月・祝)  参加者31

8:0010:00旭丘高校 → 室蘭工大

10:201部「講義・キャンパスツアー」

12:452部「モデルロケット組み立て」

13:4514:45室蘭工大 → エンジン実験場(白老)

14:453部「モデルロケット打上げ」

16:3018:30エンジン実験場 → 旭丘高校到着

 

 

 

■講義では、本田技研研究所の安田一貴さん(旭丘51期生)が、旭丘高校時代の話や本田技研研究所のこと、開発中のロケットについてお話ししてくださいました。またキャンパスツアーは、内海教授が携わる人工衛星「HIROGARI」のプロジェクトのお話し、ロケットエンジンの説明ととても充実した内容でした。

安田さんは14年前の旭丘生です

室蘭工大・東北大・北大で開発中の人工衛星(内海教授)

宇宙で使用する太陽光パネルを担当しているそうです

 

 

ロケットエンジンについての説明

ハイブリットロケットエンジンの燃料に触ることができました

TF40アドーアエンジン(F1戦闘機、2代目ブルーインパルスに使用)

タイムスケジュールの確認

組み立て開始

磨いて磨いて、空気抵抗を減らします

 

 

接着剤で固定

各班、協力して作業を進めます

 

大学院生の方がアドバイスをくれます

 

  

ペイントして完成!!

 

  

今回飛ばすのは「A型ロケット」です

打上げはこちらの実験場

 

 

ドローンを用意してくださっていました

打上げの確認項目

点火装置の説明を受けます

打上げ直前にエンジンを装填

点火係はヘルメット着用

無線で各係と交信

 

風向・風速の確認も必要です

カウントダウン「10,9,8 … 3,2,1 点火」

打上げ

 

打上げの様子【動画】

 

ロケット打ち上げの様子①

 

ロケット打ち上げの様子②

やりました!

いぇ~い!

打上げ高度の発表です(内海教授)

一番高かった班に拍手

謝辞「今日は本当にありがとうございました」

貴重な学び・経験をさせて頂きました

7.生徒の感想

モデルロケットの組み立てやペイントでは、空力や構造を考えながら作業を進める楽しさと同時に、精度の大切さを学びました。自分たちで制作したロケットを打ち上げた瞬間には、大きな達成感と科学技術への興味の高まりを実感しました。

ボディの長短、尾翼の枚数、ノーズコーンの先端の鋭さや滑らかさによっても、飛行精度が異なってくるのだと感じた。ノーズコーンをやみくもに磨いていたので、結果的にあまり滑らかさは出ず思ったよりも高く飛ばなかった。

◆自分もSDS探究で宇宙(月面ローバー)の研究をしているので、自分たちが開発したローバーを実際にロケットで打ち上げたいと思いました。

◆人工衛星「HIROGARI」の効率的なソーラーパネルの開き方の研究がすごいなと思いました。

ロケット産業における様々な勉強ができた。エンジンの大きさに圧倒されたりそのパワーにも感動した。燃料にはアクリルが使用されていたり、驚きと発見があった。また、室蘭工業大学の学部学科・研究室などオープンキャンパスのように知ることができ面白かった。