「スポーツとデータサイエンス」

 

1.日時 118日(土)

2.場所 エスコンフィールド北海道

3.参加 旭丘生23人 / 他校生3人

4.目的 プロスポーツチームには必ずデータ分析の専門家がいる。北海道日本ハムファイターズのデータアナリストにプロ野球でのデータの分析方法、アナリストの働き方を学ぶ。また、事前課題をチームごとに発表して講評していただき、データ分析を体験する。なお、今回は他校生も参加する予定です。

5.講師  北海道日本ハムファイターズ

チーム統轄本部ベースボールオペレーション部

井尻 哲也 山口 雄大 様

 

6.講座の様子

【11/4(月)放課後・事前学習】

事前学習を行いました。

今年のテーマは「バイオメカニクス」。バイオメカニクスとは運動力学のことで、体の使い方を科学する学問です。

「強いボールを投げるための、腰・胸・上腕・前腕の速度グラフを描く」という事前課題に取り組みました。

【11/8(土)午後・講座当日】

エスコンフィールドの記者会見場が講座の会場でした。「ファイターズにはどんな仕事があるのか」「データサイエンティストとはどんな仕事なのか」をお話し頂いたあと、「バイオメカニクス」についての講義と事前課題の発表を行いました。

今回は、立命館慶翔高校からも3人の生徒が参加してくれました。

今日の講座はこんな流れです

野球部チームの発表

女子チームの発表

ソフトテニスの視点から発表

立命館慶翔の生徒の発表

2つめの課題は、現地で出して頂きました。

 

用意された「腰・胸・上腕・前腕の速度グラフから、投球動作の問題点・改善点、練習メニューを考える」という課題でした。

みんな体を動かしながら相談していました。

この日は、日ハムの秋季キャンプ中でエスコンフィールドにはたくさんのお客さんが来ていました。そんな熱気の中、こちらも負けないくらいに熱のある講座になりました。

 

講師の井尻さん、山口さん、楽しく学びの多い講座を準備してくださりありがとうございました。

7.生徒の感想

私は野球経験者では無いけど、プロの投手の体の動かし方はこのように分析してより良い投げ方を研究していることを今回初めて知り、これから野球を見るときは投手の見方が変わりそうだと思った。

スポーツトレーナーを目指す上でとても参考になった。また、運動連鎖を通し、具体的な体の使い方を知ったことで、自分が所属しているソフトテニスで応用できると感じた。ピッチャーの投げる動作はテニスにおけるサーブの動きに似ているので、早いサーブを打つ時は運動連鎖を意識すると良いと思いました。

スポーツサイエンティストの方々が選手を強くしていくために様々な問いを立て、どのように解決していくかを考えフィードバックしていく作業に驚きました。

講義を受ける前はデータやグラフを見ても、どのように読み取るかわからない部分もあったが、話を聞いてグラフから体の使い方や、体がこのように動いてしまっている理由などがわかってきてとても面白いなと感じました。