①個別学習の時間とリハビリテーションの時間の目標や内容の共有
②自立活動が根底にある教科学習の可視化(BCグループ)
①個別学習の時間とリハビリテーションの時間の目標、内容を共有しながら経過を記録し、改善へ繋げるサイクルの構築。(Aグループ)
②教科学習における自立活動の目標に関連する指導方法や教材・手だて等の可視化(BCグループ)
本校では、平成30年度より3年間、「9年間の連続性を踏まえたこくご・さんすう(国語・数学)の整理と教材化」「主体的な学びを育む授業を行うための指導体制の工夫」に取り組んできた。さらに、教育課程検討委員会と連携し昨年度年間指導計画基底が完成した。令和3年度から3年間、学校テーマ「笑顔が集う学校・笑顔になる」を目指し、4つのグループに分かれて教科やリハビリテーションの視点から、授業実践や事例・実践を行った。明日に活かしより良くしたものを整理していくことを目標に研究を実践し、教科学習や日常生活の指導の時間において教員・リハ職が互いに改善を図ることができた。
そこで、今年度は、リハビリテーションが自立活動に位置付けられたことや、学校の重点目標である「教員とリハ職との連携に基づいた自立活動の指導の充実」に迫るため、「自立活動」を研究の柱として設定した。
多職種の繋がりでは、教員とリハ職がそれぞれに取り組んできたものを、個別の指導計画様式1、4(自立活動)を切り口に繋げることで、互いの時間の充実、児童生徒一人一人により効果的な指導を行うことができるのではないかと考えている。
教科との繋がりでは、6年間かけて教科の研究に取り組んできた本校の授業実践の根底にある自立活動を、指導略案に項目を起こし「可視化」することで、経験の長い教員も、初任者も、指導者全員が、課題が明確で、適切な評価に結び付く自立活動をベースにした授業を行うことができるのではないかと考えている。