関係者の皆様

毎年5月に発行される全国商業高等学校協会が発行する機関誌『高校の商業教育』の卒業生の声のコーナーに、全国の商業高校から本年3月に卒業した樋浦萌音さんが選ばれて、執筆原稿が掲載されることとなりました。

以下にその原稿を紹介します。樋浦さんは本校での学びや部活動での経験を将来の進路にいかに役立てることができるかを常に感じながら本校での3年間を過ごされたようです。是非後輩の皆様もご一読いただき、今後の本校での高校生活の参考にしてほしいと思います。

 

卒業生の声
小樽商科大学商学部合格
市立札幌啓北商業高等学校 樋浦 萌音
 
 私は社会で役立つ資格が取得できる点や、進学でも就職でも活かせられる学びが多い点に魅力を感じ市立札幌啓北商業高校未来商学科に入学しました。啓北商業高校は商業の学びの基礎から専門的な知識まで幅広く学ぶことができ、地域とつながりを持った学習などから主体性を高めることができます。
 3年生の総合実践という科目では、1年生から学んできた商業の各分野の知識や技術を総合的に使い、模擬的に会社を経営します。さらに、社会人に欠かせないビジネスマナーも知ることができます。この科目の学習において、今まで学んできたことを実際に自ら考えて活用することで、商業の学びの重要性を深く認識することができました。
 また、普段の授業以外にも資格取得や部活動などの取組を通して、論理的思考力がついたと思います。私は簿記部で資格の取得と全国大会出場を目標に活動していました。資格の難易度や大会の目標が高くなるにつれて自分が何をすれば目標を達成できるのか明確に考える機会が増え、物事を論理的に捉える力をつけることができました。そして、目標を達成したときの喜びが次の目標へのモチベーションを向上させるきっかけとなりました。
 商業高校は進学でも就職でも有利となる資格が取得でき、幅広い進路を実現できる点と社会で求められる様々な能力を身に付けられる点が魅力だと考えます。大学進学後は新しい挑戦をするとともに、今まで学んできたことについてさらに理解を深めたいです。