「ご挨拶」

校長 桑島 宏明

 このたび、市立札幌啓北商業高等学校第21代校長として着任しました。どうぞよろしくお願いいたします。

 
本校は、昭和16年に札幌市立商業学校として開校し、今年で創立82年を迎え、地域に根差し、市内全域から生徒が集う歴史と伝統を誇る、札幌市立高校唯一の商業高校です。 『北を 啓(ひら)く』という意味を持つ校名を有し、この言葉に込められた先人の思いを具現化すべく、教育活動を行っています。
 
 商業高校である本校では、社会に一番近い学校として、普通高校と同様の科目の他に、簿 記やマーケティングなどを共通して学ぶほか、2年生からはコースに分かれて、財務会計や ビジネス情報、キャリアデザインや観光・MICE 入門などの専門科目を学んでいます。
 
 また、平成29年度から令和元年度までの3年間、文部科学省よりSPH(スーパー・プ ロフェッショナル・ハイスクール)事業の指定を受け、『マネジメント能力を身に付けた札 幌の未来を担う職業人の育成』を目指し、様々な先進的教育プログラムの開発と実践に取り 組んできました。現在、SPH事業の指定は終了しましたが、その財産である教育プログラ ムを継続し、より一層発展させるべく取り組んでいます。
 
 本校はスクール・ポリシーの中のアドミッションポリシーで、卒業までの3年間で身に付けて欲しい資質・能力を以下のように示しています。
 一つ目は創造できる力「クリエーション」です。商業高校の「学び」で得た知識・技能を活用して、新しいものを作り上げる力を身に付けます。
 二つ目は協働することができる力「コラボレーション」です。様々な価値観・考え方を持った人と交流し、お互いの良さを認めあいながら合意点を探します。そして目標達成に向けて共に進んでいくことのできる力です。
 三つ目は挑戦することができる力「チャレンジ」です。課題を自ら探究し実践する中で、困難な問題に対しても、あきらめることなく挑み続ける継続力です。
 札幌啓北商業は、これら3つのCを育成し、グローバルな社会で活躍できる人材の育成に取り組んでいきます。