令和3年度入学式式辞(2021年4月8日)

厳しかった冬が終わり、あたたかい陽射しとやわらかい風のなかに春の香りが感じられるようになりました。
本日入学を許可された新入生の皆さん、入学おめでとうございます。いま、みなさんの胸の中は、入学の喜びと、今後の高校生活に向けての大きな期待に満ちあふれていることと思います。私たち清田高校教職員一同、みなさんを心から歓迎いたします。
本校は昭和50年、札幌市立高校4番目の全日制普通科として開校し、今年で47年目を迎えます。また、平成17年には、国際的な視野で学び続ける「グローバルコース」が設置され、令和2年度からは単位制高校となりました。本校では、先輩方は、学習はもちろん、部活動や生徒会活動にも全力を尽くす「文武両道」を実現しています。
さて、皆さんが、本校で高校生活をスタートするに当たり、期待することをお話しいたします。
現在の社会は変化が激しく、皆さんが生きていく社会は、いろいろなモノをインターネットにつなぐIOTや人工知能AIなどを活用した便利な社会Society5.0といわれています。日常よく目にする自動車はガソリンエンジンから、モーターで走る電気自動車にかわり、ドライバーがいない自動運転車が登場するのも時間の問題となっています。また、生まれたときからインターネットやデジタルがあった皆さん若者はデジタルネイティブ世代と呼ばれ、これからの高度にデジタル化した社会をリードしていく存在になるだろうと言われています。
しかし、こうした時代にあっては、若いうちに「何事にも主体的に取り組む姿勢」「好奇心を持って粘り強く挑戦していく姿勢」「多様な人々と協働する姿勢」という3つの姿勢を身に付けておく必要があります。

 

さあ、そこで本校の開校以来不易となっている4つの学校教育目標を見てください。
・すべてのことに、なぜと問い、きわめ確かめる生徒であれ。
・なにごとにも、なおもっと、と立ち向かう生徒であれ。
・心身ともに健康な、たくましい体力を目指す生徒であれ。
・美しいもの、崇高なものに、深く感動する生徒であれ。
 

本校が育てようとする生徒像に、まさに求められるものが書かれています。
皆さんには、本校で学ぶ場面、つまり、教科の学習だけでなく、部活動や生徒会活動など、ありとあらゆる場面で、本校の4つの学校教育目標を踏まえ、これからの社会を生き抜いていく姿勢を身に付けるように願っています。
今、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公である「日本資本主義の父」とも称される渋沢栄一は、孔子の論語を何度も繰り返して読み、従来の解釈に疑問を持ち、新たに自分なりに解釈をして、それを経済活動に活かした人物です。彼は「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。
成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求める者は夢なかるべからず」と述べています。是非、皆さんも自分の将来に夢を抱くことを忘れないでください。
最後になりますが、本日、晴れて入学式を迎えられました「清田高校47期生」のみなさん、夢の実現に向けて、みなさんの大いなる健闘を心から期待しまして、式辞といたします。
 

令和3年4月8日

市立札幌清田高等学校 

校長 黒宮 裕久