山の手支援学校(病弱・ 身体虚弱)とは・・・

 

山の手支援学校は、様々な病気及び症候群や病弱とその他の障がいを併せもつ児童生徒が、独立行政法人国立病院機構北海道医療センター(以下、「医療センター」という。)に入院又は通院し、治療や療育を受けながら、学ぶことができる学校で、小学部・ 中学部・ 高等部があります。

 

本校小・ 中学部は…

本校では、慢性疾患等の病気治療のため、長期間にわたり、地域の学校へ通学できなくなってしまう児童生徒が、医療センターで治療を受けながら、少人数の学級で本人の症状や特性に応じて、ゆとりのある行き届いた教育を受けることができます。

《教育課程は》

小中学校に準じた教育課程とその他の障がいを併せもつ児童生徒のための特別な教育課程を編成しています。運動会や校外学習、学校祭などの楽しい学校行事もたくさんあります。

 

本校高等部は・・・

本校高等部は、中学校を卒業できても病気治療のため、その年度の進学をあきらめなければならない生徒、高等学校に入学できても病気治療上休学せざるを得ない生徒などのため、全国に先がけて、昭和44年に開設されました。生徒は医療センターに入院し、治療を受けながら高等学校教育を受けることができます。

病状により長期に定期的な通院治療を必要とする場合、特別に通学生として認める場合があります。

《教育課程は》

病気が治り、健康が回復した時点で、公・私立の高等学校に所定の手続きによって転出できるように、普通科高等学校とほぼ同じ教育課程が編成されています。

また、大学進学や、就職のための基礎的な事項を学ぶことができる選択科目等も設け、一人一人の能力・資質・病状に応じて、将来の社会生活への可能性を伸ばすよう配慮しています。また、普通科重複障がい学級では社会参加・社会自立させるため、作業学習などを取り入れています。

さらに、実用英語技能検定、文書処理能力検定、漢字能力検定等の資格取得にも力を入れています。

また、病気を克服して生き抜くための力となる自立活動も重視しており、医師、看護師、教職員が一体となって、治療と教育を行っています。