10代校長 幸丸 政貴

 

 本校は、平成20年に開校した札幌市が唯一設置する新しいタイプの定時制高等学校であり、午前部・午後部・夜間部のそれぞれに在籍する1年次から4年次までの約1200名が単位制教育課程を活用しながら、多様な学習ニーズに対応した科目を興味関心に合わせて選択し、将来の自立につながる主体的な学びの場となることを目指した学校です。

自主性を重んじ、敢えて校則などは設けず、本校に通う生徒一人一人が自らを律する心を育み、自分の行動や選択に責任を持つことができる人へと成長しつつ、多様な価値観や他者を認める寛容な心も身に付けた人になってほしいと願っています。

そのため、学校教育目標を「目標に向かって挑戦し、主体的に自己の生き方や進路について探究し、豊かな人間関係を築くことができる生徒を育てる」とし、生徒自身が自ら進む先に不安を抱えながらも日々の学びの中から前進するきっかけや自らの持つ可能性を発見し、失敗を恐れず新たなことに挑戦する意識を高められるようになるための教育実践に取り組んでいます。

本校での学びを通じて。在籍する生徒が自己の生き方や卒業後の進路を探究しながら、自らの成長を自らの力で成し遂げた実感が得られることを理想としつつも困難に遭遇した際の頼れる大人として教職員が生徒との良好な関係性を築き、生徒一人一人が大通高校ならではの環境のもとで、他人と比べることなく、過去にとらわれずに安心して自分の夢を実現できる高校づくりをさらに進めていきます。

 令和7年(2025年)41