「スポーツとデータサイエンス」

 

目的  プロスポーツチームには必ずデータ分析の専門家がいる。

    データサイエンティストはどうチームを支え、勝利に導く

    のだろうか?今回は、北海道日本ハムファイターズのアナ

    リストに、プロスポーツの世界でのデータの活かし方や、

    どのような働き方をしているのかを学ぶ。また エスコン

    フィールドのスタジアムツアー(有料)にも参加する。

 

講師  北海道日本ハムファイターズ チーム統轄本部

    ベースボールオペレーション部

    井哲也

 

場所  エスコンフィールドHOKKAIDO

 

日時  11/4()  (事前学習:10/30() 放課後)

 

 

内容 ◆講座&ワークショップ

   ◆スタジアムツアー(有料)

 

 

■講座の様子 

【事前学習】10/30()放課後

 

 

32人の生徒が6班に分かれて事前課題に取り組みました。打率・四球率・三振率など打者スタッツから、班ごとに定義した「良い打者」の順に並べるというもの。根拠をもって考えられるかな??

【部活別の参加者】

野球部4人/サッカー部5人/バスケ部2

卓球部1人/テニス部2人/陸上部1

弓道部1人/バレーボール部1

生徒会2人/創楽部3人/メディア局3

放送局1人/写真部1人/茶道部2

合唱部1人/なし2

アンケート:この講座に期待すること(複数回答)

◆データサイエンティストの仕事を知りたい…20

◆エスコンフィールドに入りたい…16

◆スタジアムツアーに興味がある…16

◆野球を楽しく観る知識が欲しい…14

◆データ分析を部活に活かしたい…12

◆ファイターズについて知りたい…12

◆ファイターズガールに会いたい…11

◆高校野球に繋がる知識が欲しい…  1

【講座当日】11/4()午前

まず、事前課題「良い打者の順に並べよ」の各データがどの選手だったのかを教えてもらいました。

そして様々な数値(ボールを振る率、振った後フェアになる率、打球速度、打球角度など)が打者のどんな特徴を示しているのか、解釈手法についてお話して頂きました。また、実際の選手のデータから、その打者の長所や短所、強化ポイントの分析を聞かせて頂きました。

その後はワークショップ

 

 

今日の課題

「万波選手がHR王になるために必要なことは何か?」

 

 

 

ディスカッションして班ごとに発表しました。

データを踏まえて考えることができたかな??

 

 

 

 

←ファイターズのデータアナリスト・井尻さんは東大野球部出身。自分の経験も交えて、楽しく解説してくださいました。

 

 

本当にありがとうございました。

続いて、ファイターズガールに案内して頂いくスタジアムツアーに参加しました。

 

 

 

普段は入れないラウンジやバックヤードを見学しました。ラッキーなことに、この日は秋季キャンプ中。選手を間近で見ることができ、1万人を超えるお客さんの熱気に包まれたエスコンフィールドを堪能しました。

貴重な体験をした1日になりました。

 

<生徒の感想>

◆選手の育成方法を知れたり、ディスカッションで新たな案がでたり、新たな視点から野球をみることができるようになった気がする。エスコンフィールドにも入れて、驚きと特別感があり参加して良かったと思える講座だった。

◆知っている選手の実際のデータを分析するのが面白かった。データはその人の課題を浮き彫りにしてくれるので、具合的な練習がしやすいと思った。

◆野球初心者で、前半の講義は深い考察はできなかったが、選球・コンタクト・打球クオリティという三要素のうち打球クオリティが重要視されていることや、打球速度と打球角度が打撃の結果に関係していることを聞けてとても面白かった。

◆将来、野球にかかわる仕事がしたいと考えているのでとても参考になった。データサイエンティストの方々は選手1人にここまでするのかと思うくらい対応していることに感動した。

◆初めは「エスコンに行けるから」くらいで参加したが、データから選手の状態を見極めたり、どこを改善すればパフォーマンスが上がるかなどを考えることが大切だと分かった。除脂肪体重という言葉を初めて聞いたが、筋力と打球速度の関係が印象に残った。いつかエスコンに試合を見に行ってみたいと思った。

 

 

<事後アンケート>

集計後に掲載します